Of Rivers & Religion/Afterここ最近のお気に入りミュージックは、John Fahey。ジャケットがこんなヘボイのしかアマゾンには出ていなかったけど、我が家のは表裏でそれぞれのジャケットになっている、『Of Rivers And Religion』と『After The Ball』の2in1。
数年前、今ほどネット・ショッピングが盛んでなかった頃、シド・グリフィンが「ニッポンでしかCD化されていないっぽい(もしくは入手困難な)『Of Rivers And Religion』を送ってくれ」と言って来た(メールで)。え〜あのプログレな人?なんでアンタが?なんて無知丸出しの興味本位で、自分用にも一枚買ってみて、そして腰を抜かした。超上手いだけじゃなくて超かっこいい人でもあったんですね!さすがグリ男!他にもいいアルバムあったら教えてくれ。
「そのあとに出した『After The Ball』もサイコーだぜ」
おおおぅ!ホントだ!アンタは偉大だなー一生付いて行くぜ!
数ヵ月後、シド・グリフィンから再びメール。
「オレ様がライナーを書いた、ジョン・フェイヒィのサイコーの名盤、2in1でリイシューされるぜ。是非買ってくれよな!」
それってあの時CD送らなかったらセンセー仕事が出来なかったって話?いいんですかそんな綱渡りで。
そもそも某センセーに薦められて、2枚とも持ってますけど。
そんなこんなで、今手元にあるのがここ数年思い出した時に手にしてそのたびに感涙するジョン・フェイヒィの名盤2in1(買いなおし)。英語ライナーは読んでない。


考えてみりゃもう6年観てないんだ。パットが抜けて1年も経つし。シドとニール以外は知らない。ポールは勿論知ってるけど演奏を観たことはない。
ロンドン行きたいわぁ観たいわぁそれより何よりTot-Channelで磨いた(であろう)腕をシド・グリフィンで試したいわぁ。この人がいなかったら、僕は絶対にヴィデオカメラなんか買ってないのだから。
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今日は午前中だけ仕事。帰ってきてからちょっと休んでさあクラブ・ドクターへ行こう!とカメラのバッテリー充電などの準備をしていたらいつの間にか寝ちゃった。案の定、目が覚めた時には手遅れだった・・・。

朝食をOxford St.のカフェで3人で。これまた感動的なことに、2年前に1人で道に迷って途方に暮れてた時に食事した店だった。
その後、兄者は映画に(この人は毎日観に行ってる。最低週4本は観てるだろう)。僕とYさんはショッピングに。Paul Smithの店なんぞに入って雰囲気を楽しむ。日本じゃ絶対考えられねえ。
3日から3人で行く小旅行のチケット、僕だけ購入していないのでPaddington駅へ付き合ってもらう。阿呆がパスポートを持っていなくって、しかもトラヴェラーズ・チェックで購入したかったので今日は予約のみ。明日もう1回くる羽目になった。
Yさんとも別れて地球の歩き方片手にプラプラするも、10分ほどでもう迷ってしまった。僕の方向オンチは世界に誇れると思う。東京でもよく迷うからロンドンで迷うのはむしろ当然なのだ。涙。

合鍵を貰ったので今日は2人の帰りを気にすることなく(つまり電話をかける必要もなく)自分のペースで帰れるのでとてもラクチン。レコード屋や本屋を回り、途中パブで燃料補給しつつ、のんびり帰宅。
そして3人揃ってまたしても外出。
今日はPat McGarveyの新バンド、Santo El Diabloを観る。

Bricklane Market にあるライヴ・スペース、93 Feet East。ラウンジでBGMに肩を揺らせながら楽しく飲むも良し、裏庭でのんびり飲むも良し、ライヴを観ながら絶叫して飲むも良し。なかなかロンドンチックで、結構ざます。リハを終えたメンバー達は2番目を選択していた。「一緒に呑もうぜぃ。」と誘ってくれるのはありがたいが、我々は空腹の絶頂だったので丁重にお断りして飯屋に向かった。
この辺はカレー屋が多い。アラブ系の人達もいっぱい。日本人慣れした客引きに引っ張られるがままに、一軒のカレー屋で適当に美味しいカレーとビールをいただく。
まずはおつまみとお飲み物でごゆっくり、というコッチの発想、どうにも馴染めない。さっさと出せ!と。そこで無駄口叩いてんな!と。何言っても無駄だね。3種類のカレーを3人でつまみながら適当な話をしていると、もうあっという間にパットの出番の時間になってしまった。急いで(僕だけね。あとの二人はめんどくさそうだったね)会場に。

続きはサイトの方で。
tag : patmcgarvey coalporters

今回のスケジュールは、忙しいといえば忙しい。ノンビリといえば超ノンビリ。
6/29にロンドン着。そのままウクレレ・オーケストラのギグ。
6/30はこの旅行のメイン。ロング・ライダーズのギグ。
7/1はコール・ポーターズのバンジョー・プレイヤー、パット・マガーヴィー率いるサント・エル・ディアブロのギグ。
7/3にはリトル・ハンプトンまで足を伸ばしてベン・ウォーターズのギグ。
それから多分一気にランズ・エンドまで行ってしまって野外ステージで『お気に召すまま』なんぞを観劇!!これはたまたま時期的にイギリスで一緒になる兄貴とその彼女との計画。
そこから2人はロンドンへ。僕は途中で別れて昔の職場のあるニュートン・アボットへ。EXボスの家に1週間ほど居候しながらテキトーに仕事を手伝ってテキトーに毎晩呑む。
7/13あたりにはロンドンに戻る。
そして締めは7/15のウィルコのギグ。
一服してから7/17にロンドンを発つ、と。

でもまだ、1ヶ月以上も先なのね。
tag : ukuleleorchestra coalporters sidgriffin longryders santoeldiablo patmcgarvey benwaters

with Testcard
みなさん、元気ですかぁ。日本でもそろそろ正月ノンビリ気分を切り替えなきゃいけないくらいの時期になってきたでしょ。ざまあみろ。
そういえば、ロンドンにいってまいりました。ライヴを観に、土日で1泊2日。
そこで、そうです。食べました、ラーメン。味噌チャーシューメンと白ゴハンと餃子とスーパードライ(コップ1杯)。しめて3000円以上かかってるね。ちなみに餃子は餃子じゃなかった。思いっきり残したね。ラーメンはラーメンだったけどまずかった。でも。ゴハンはゴハンだった。けっこうジーンとした。自分がこんなに食べ物に反応するなんて驚きです。「なんでも美味いなんでもまずい」というくらい味覚が腐ってるはずだったのに。ちゃんと体は覚えてるんだね。

ロンドンにはいっぱいいっぱいアジア人がいて、いっぱいいっぱい日本語も行き交ってて懐かしかったです。というほど日にちは経っていないのですが。

写真:これが5日にロンドンまで観に行ったポジティブリー・テストカードというバンド。ギターとウッド・ベースとドラムと、なんと笛がメイン!の編成。左のおじさんが笛吹き。かっこいいんですこれが。ちなみにベースの人はステージはけたらさっさと帰っちゃった。笛の人が「昨日バザーでただでもらってきた」(多分)シングル盤をもらいました。まだ聴いてないけど、彼らのレパートリーの原曲が入ってるようです。ファンにとってはとても貴重な代物に思えてヒデキ感激!

slax, Tot

tags : PositivelyTestcard DaveWoodhead tot-channel

Dave Woodhead

ポジティブリー・テストカードという素敵なバンドをロンドンまで観に行くことにした。
ありがたいことに、会社でまたもやコーチ(バス)のチケットとユース・ホステルの予約までしてくれた。これはクリスの指示でミックがやってくれるわけであるけれど、ここに僕の意思はまったく存在しない。大変ありがたいけど多少困る。「大丈夫だよ。だって今までだって一人で旅行してるんだよ。その時だって当日に自分で宿を探してるんだから。」なんて言ってみたけど、「分かってるって。でも、予約は取っておくに越したことないだろ?」その通りです。ありがと。
ニュートン・アボットの駅前から乗って約5時間。でも途中のエクセターでバスがオーバーヒートを起こすという冗談のようなアクシデントに見舞われ、約6時間。ロンドンはヴィクトリア駅に着きました。プラプラ歩いていたらなんとビッグ・ベンを発見!こんなところにあるとは予想もしていなかったのでなんだか妙に感動。12年前、初めてロンドン観光した時以来だ。地下鉄に乗る予定だったのだが、なんとなく歩きたくなってしまったのが超愚か。時間がなくなってきて慌てて地下鉄に乗るが手遅れ。ユース・ホステルにチェックインして、ライヴ会場のナショナル・シアター(のロビーで無料ライブです)まで駆け足!
でもね。間に合わなかった。5分か10分遅かったね。一体何やってんだろ、オレ。虚しくなる。
汗だくになりながらヴィデオを撮り始める。見慣れない表示がモニターに映っている。あ、フォーカスが手動になっている。あ、広角レンズ付け忘れた。あ、あ、あ。汗が。もう大変。途中の休憩で、駆足でバーに飛んで行き、バドワイザー一気飲み。ようやく体が冷えてきた。2本か3本飲んだかしら。
後半はそれなりに撮影も進み、だいぶ落ち着いた状態になり、最後の曲が終わる頃には積極的に酔っ払い気分。一緒に記念撮影してゴッキゲンで会場をあとにした。
フィッシュ&チップスを途中の店でいただき(まずかった)、ユースホステルで即、おやすむこととなった。

Western Electric – The Power of Glory ~ Faithless Desciple
2000-11-02 @ The Maze in Nottingham, England
w/ Tandy from US

これが初めてのライヴ動画撮影。光とか全然わからんし、「トット、どんどん動き回れよ!」とかシド・グリフィンに声かけられるも、びびって何もできなかった、といった当時の状況が自分で観ているとカンがペキなくらい蘇ってくるのです。