東京大学駒沢キャンパスでイベントに参加してきました。

~映画『むかしMattoの町があった』上映運動4周年記念イベント “日本のMattoの町”をどうする!?”~

数年前のアムネスティー映画祭で関連の映画(『人生、ここにあり!』だったと思う)を観て、その時に買った本の著者が大熊一夫さんで、その数年後に大熊さんの講演会に行き、多分その時にその存在を知った映画が『むかしMattoの町があった』。
全国各地で上映会を開いているものの、なかなかタイミングが合わず、今日、ようやく!
という喜びをよそに、このたび9/21発売の大熊さんの新著に映画全編のDVDが付録になってるんだってさ。わーい。

まあなんにせよ、楽しみにしていたわけです。
8時半すぎに受付を済ませる。ってことは自宅を出たのは7時半過ぎ。これはもう普段会社に行くのより早起きなわけで、毎朝起きれなくて困ってますという僕の悩みは、ただ単純に仕事に行きたくないだけだったってことがよく分かりました。

9時半定刻、映画上映開始。
もともとテレビ用に制作されたもので、放映当時、前編後編ともに視聴率20%超えだったとか。
そりゃあやっぱりセンセーショナルでしょう。自分の国で実際に起きたこととはいえ、今までの「常識」を完全に覆すことになるんだからね。
そしてそんなことは欠片も起きていない、ここニポンで観れば、そりゃあやっぱりすごいさ。そこの当事者たちのふんばりを想像するだけで言葉を失う。
途中10分程度の休憩をはさんで3時間強、まったく飽きが来なかった。テーマだけじゃなく、作品としても見応え十分で大満足でした。
ちなみに駒沢キャンパスの90番講堂、というかどこでも同じなのかもしれないけれど、ここの備え付けの椅子はとてもじゃないが数時間座り続けられる代物じゃない。会場に入る前にパイプ椅子じゃキツイな~なんて想像していた自分が超甘ちゃんでしたよ。
でも、それにもかかわらず、「いいモノ観たわ~」な気持ちにさせられる逸品でしたとさ。

『むかしMattoの町があった(C’era Una Volta La Città Dei Matti…)』/監督・マルコ・トゥルーコ/2010・伊

お昼休憩をはさみ、午後からは講演会。
フランコ・バザーリア(映画の主人公。つまりイタリアで精神病院をなくす運動を始めた人)と一緒に運動を支え続けたマリア・グラツィア・ジャンニケッダさんが登場。
最初に大熊さんから挨拶。二部はまず日本の精神病院事情をテーマにしてシンポジウム形式で・・・と考えていたんだけど、マリアさんと話をしてて急遽変更することになりましたーっ!ってマリアさんの講演がスタートしちゃった。
でもこのイベント、タイトルが「日本のMattoの町・・・」だよねぇ。いいのそれを中止にしちゃって・・・?個人的には現在の日本の状況も知りたかったので、ちょっと残念な変更。
しかもマリアさんの話はけっこう面白いんだけど、通訳の入るタイミングがないほど話が長いのでちょっと午後イチの流れにしてはテンポが悪く、ところどころで意識が遠のいてしまった。メモも間が空いちゃっているので読み直してもよくわかんない感じになっちゃいました。わーお。

その後は会場からの質問コーナー。
「当事者です」って方がけっこういらっしゃってびっくり。と言っても150名~200名くらいの中の数人だけどさ。そういう立場だからこそ積極的に質問もあるんだろうしね。

この頃には僕はテンションが切れていたので(だって朝の9時から18時までいるんだよここに!)、講堂の2階の席で一人、席を変えたり伸びをしたりしながら見てました。ラクしてすみません。

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19時前解散。

自由が丘のBird Song Cafeに初めてお邪魔してきました。マスターの俊自さん、それからお客の金子さんにいっぱい知らない世界を教わって、思わず呑みすぎましたとさ。


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池袋のジュンク堂で、想田和弘さんと平川克美さんのトークイベント。

このお二人、今日が初顔合わせなんだって。意外。
想田さんの新作『牡蠣工場(かきこうば)』とそれに合わせて出版された著作に関する話が(一応)中心。そこに平川さんの脱線話が加わる。
興味深かったのは想田さんのNHKディレンター時代の話。まあいつの時代でもそういうことってあるんだろうけど、その現場で実際に葛藤していた人の話はやはり聞いていて盛り上がる。
想田さんって、森達也さんとは絡んでいるのかしら。非常に近いものを感じるけれども。

『牡蠣工場』の前売券を買って帰ってきました。

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池袋まで、電車で15分程度しか乗らないので、(一応は持っていくけれども)結局「読書」の時間はほとんど作れない。なので結果ストレスが溜まることが多い。
というわけで今日もストレスフル(帰りはギュウギュウなので本を開くことすら出来ず)だったので帰宅してからちゃんと読むことにした。

冒険者カストロ(佐々木譲/2005年/集英社)読了。

いやぁ、よく調べてるね。こういう話って、どこまでが「本当」なのかって、本人しか(もしくは本人にも)わからない部分が多分に出てくるものだし、そういうラインに触れるとその瞬間に冷めてくる(ページの進みが鈍くなってくる)ものだけど、これは案外無理なくすんなり読み通せた。個人的思い入れ、あるにはあるんだろうけど、極力抑えてくれているので押しつけがましくなく、とても気持ちよく読めた。
しかしこれを読んだ上で、チェ映画とか観るとまた盛り上がるんだろうなぁ。他の登場人物も分かるだろうし。
ところでカミーロ・シエンフエゴス。この人に関する本が読みたい。

週刊金曜日のイベント ⇒ 手塚治虫の墓参り ⇒ 田村旭ソロライヴ。な一日。
tags : yugletwaterloojugband tot-channel apia

平川克美 x 高橋源一郎 @ 経済倶楽部ホール

ヤノミちゃんとアユカちゃんとカネごんと一緒に行きました。そのあと呑みました。

ポレポレ東中野で『ある精肉店のはなし』。
素晴らしいの一言です。素材・題材自体面白いんだけど、ヘタすると押し付けがましく教条的になってしまうかもしれないのに、ずーっとフラットでソフト。編集がとても優しいから、全然疲れない。かと言ってムダはしっかり省いてくれているので飽きもこない。びっくりしちゃったよもう。

ヒマなので中野まで歩いてみてブロードウェイとか行ってみる。そしたらすげー疲れたので電車で東中野に戻ってくる。
ポレポレ東中野で『立候補』。
これはちょっとハマってくれなかったなぁ。そりゃ面白いに決まってるって話だし、いい所でいい絵も撮れてる。でも『精肉店』のあとに観てしまうと分が悪い。だって編集がとても稚拙に感じられちゃって。ナレーションよりは文字で見せてくれた方が僕は断然好きなんだけれど、文字で露骨(に感じちゃう)な演出はむしろ子供っぽく感じてしまう。昨今のバラエティー番組みたいな。

終わってから急いで吉祥寺のマンダラ2へ。ラブリー恩田が寒空はだかと共演するってんで行かねえわけにはいかねえ。
でも着いた時にははだかさん(変?寒空さん?)は終わっていました・・・。ラブリー恩田が10分程度観れた。いい感じにくだらなかった。ラブリー。主催はネコまじという女性3人組。歌と歌とピアノで、軽妙なトークが売りの...と思ってたら歌も演奏も見事でびっくりだぜ。やるなぁ。世の中には知らない達人がいっぱいです。
お客でリリリ子ちゃんが来てたので、そのままかおるちゃん(ラブリー)と三人でくっちゃべって、そのままネコまじさんやはだかさん(変?寒空さん?)達のテーブルに合流し、リリリ子ちゃんが帰って、もう出演者しかいないのに居座って、結局みんなと一緒に店を出た。ずーずーですみません。
テーブルがちょっと離れててあまりはなしが出来なかったはだかさん(変?寒空さん?)とは電車の中でお話出来ました。めでたしめでたし。
tags : 映画 lovelyonda

仕事納め。といっても部署で一人だけの出勤かつ実働30分程度の用事なのでテキトーなテンション。
そのままテキトーに昼であがって、浦和で大熊一夫さんの講演会。
1月のアムネスティーの映画祭で観た、イタリアの精神病院事情に関する作品(フィクションだけど)に感銘を受けて、その時受付で買った本が大熊さんの『精神病院・捨てたイタリア捨てない日本』。これまた感銘を受けて、そのまま忘れてしまっていたのだけど、数日前にネットで偶然ひっかかってあの時の感銘をもう一度、と馳せ参じた次第。
話はもちろん面白く興味深く、そして相当根深い問題だということを最確認。どんな問題でもそうだろうけど、まずは意識共有しかないよね。


大熊さんって人は、実は相当キャラがいけてる人だということが判明。好きだよこういうおじさん。
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先日の松元ヒロのライヴで知り合った飯沼ママにまた会ってしまった。今日も主催の人だったみたい。
二部の質疑応答の時、うしろで二人でゴニョゴニョ雑談していて、実は我が父親と知り合い(というのか顔見知りというのかよくわからんが)だったことが判明して仰天。縁ってスゴイや。

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