今日はレコ発というかリリ-スパーティーということで、ウクレレと喪服を持って新幹線に乗り、SSUOの本拠地、大阪へと向かう。
会場はムラマツフルートという楽器屋(フルート屋?)さんのホール。ちなみに僕はつい先日までムラサキフルーツだと思いこんでいて、BIGになった果物やさんの三代目あたりが音楽好きで地域貢献の名目で造ったけどやっぱりそっちは赤字になっちゃってるんだけどそれでもやっぱり町の名士としてこれくらいのことは必要だと精一杯胸を張っている、とか案外あっさり金だけ出してネーミングライツで名前だけ付いているのか、とか色々夢想して楽しんでいたのだけど、ご承知のとおり楽器屋さんでした。軽くがっかりである。
夜は打ち上げをしよう、東京の連中も終電に間に合うような時間から呑もう、という先生方の粋なはからいで、開演15:00、終演17:30というスペシャルヘルシーな時間割。しかもオープニング・アクトにSweet Hollywaiiansという贅沢にもほどがあるぜなスタート。
(中略)
ホリワイアンズのあと、金沢ウクレレ・オーケストラ。なんかみんな笑顔で余裕があるなぁ。「Don’t Worry, Be Happy」とか良かったっす。弾いてても気持ちいいんだろうな。「In The Mood」は我々とかぶってましたが、アレンジもキーも違っていたので全然別曲みたい(ってほどでもないけど)。
(中略)
で、我々。最初の3曲は大阪組だけで(東京組はまだできないので)、4曲目から参加。

  1. Spaghetti Rag
  2. April Kisses
  3. Pine Apple Rag
  4. Temptation
  5. The Palms of Maracaibo
  6. Moon River
  7. The Pink Panther’s Theme
  8. The Entertainer
  9. The Third Man’s Theme
  10. The Magic Ukulele Waltz
  11. In The Mood
  12. Venezuela
  13. Peanut Vendor

結論から言うと、個人の出来としてはサイアクでしたわ。上手い下手とかいう次元でなく、慣れない厚着と恐らく極度の緊張から、とめどなく噴き出してくる汗で大パニックに陥ってしまった。しかもハンカチを忘れていることに気付いてもう目も当てられない状態というか染みて目も開けられない状態というか。
何曲かは暗譜が出来ていなくて譜面台頼りだったのでノリようもない。ラストの曲が始まった時には「ああ、ようやく引っ込んで汗拭ける~!」なんて思っちゃうくらいだもんね。

そんなわけでやっぱり人前で演奏する時は暗譜が出来ていないと駄目ってことを痛感した。譜面を見ながら演るってこと自体、考えてみりゃほとんど経験ないんだもんね。そんなレアなことするくらいなら家で必死に覚える方が数倍ラクでしょ。
それから、ハンカチ。もともと汗っかきなんだからそういう備えを忘れちゃいけないね。
こうやって人間は成長していくんだな。
(中略)
その後呑み会。金沢さんたちも一緒だったから60?70?名くらい?
テーブルもバラバラになっちゃうからほとんどお話出来ない人もいたけれど、たまたま前に座ったヨーコちゃんの音楽話というか楽器遍歴話を聞いていたらなんかやたらと感激してしまって、人生がんばろうという気になっちゃった。僕、音楽家になるよ!
(中略)
中座して、終電のいっこ前の新幹線で帰宅しました。

ウクレレとカメラと三脚を持って出発。
まずは祐天寺のポエポエで、スウィート・ホリワイアンズの松井先生と高田先生によるウクレレ・ワークショップ。
シリーズものの2回目だか3回目だということで、課題曲を(多分)4回程度で弾けるようになろう、みたいな企画。というわけで今回初めて参加して、譜面も読めない僕にはちょっと難易度高かった。1コマ目の『エンターテイナー』はタブ譜だったのでまあまあ弾ける。でも2コマ目の『第三の男』は若干の指使いの絵があるだけで基本五線譜。もう絶望的。というか他の生徒の皆さんスゴすぎ。
でも松井先生は本当に素敵で、教え方がとても上手い。ほどほどにラフで、しっかりアカデミック。マジで学んでる気がするし、ハードルが高い分、これしっかり覚えようって気にさせられる。心底ありがたい時間でした。
終わってから、トイレで先生とすれ違って、「全っ然ついていけなかったー」と泣きを入れたら、「オレはデキル!デキル男やー!絶対デキル!って言い聞かせて!」と喝を入れられた。いや、ホントにありがたかったわ。先生たち、ありがとうございました。
そして急いで浅草へ向かう。今日はラブリー恩田のワンマンショー。
前回副交感神経で撮らせてもらった時は手持ちで失敗したかな〜と思っていたので、今日は三脚持参で参加。
と思ったら地下鉄の階段を昇った時には地獄の大雨。コンビニまで走ってビニール傘買ったのはいいけど、もう靴もビショビショよ。ウクレレもあって荷物はいつもの軽く倍以上あるし、会場に到着した時はヘロヘロでした。
しかも売り切れの超満員で、一番後ろでノンビリ撮ろうかと思ってたら一番後ろの通路は最後列の床から50cmほど低かった!デカい三脚にしといて良かったーっ。楽屋入口付近の段差のあるところから脚を一番伸ばしてかつ狭めて(一脚状態)にしてなんとか最後列のお客さんの後頭部の隙間からステージを覗くことが出来ました!初めての会場って、ホントしっかり準備しないとダメよね。今日はたまたま運が良かった感じ。ただ、ステージに寝っころがられちゃうともう何も見えない。声だけ。だから重力の話の時は撮影ストップでおとなしくしていた(期せずしてワークショップで勉強用に撮らせてもらったのでバッテリーも心配だった)。
ちなみにショーの中身には大満足。ラブリー恩田の不条理な世界にどっぷり浸たりまくりの一時間で、しっかり気がふれそうになってしまうくらい楽しかった。やっぱ香ちゃんすげーよ。
素敵なショーの様子
それから「あさくさ劇亭」というこのハコもステキング。普通の民家を改造して一階部分を劇場にしたとのことで、実際内装は手作り感満載。オーナーの遠藤さんは「二階は自宅なんです」と、誇らしげで素敵な笑顔を見せてくれた。いいないいなーかっこいいなー。
受付スタッフをしていたリリリ子ちゃん、PAの三枝さんに挨拶させてもらって、退散。
雨は止んでいて助かったけど、まあとにかく疲れたわ。このまま電車に乗り込む元気もなく、浅草で食事&ビールで一人慰労会。
とにかく、活動的な一日でした。
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