土曜日。3人で兄者のフラットの裏庭で朝食。米、納豆、生姜焼き。ロンドンは何でも手に入るのだ。しかも3人のうち2人は料理が出来る。つまり僕以外ね。
サイコーに美味かったです。今回のイングランドで一番美味かったものです間違いなく。
Minack Theatre用(夜の野外。しかも海だから寒い)の厚手の靴下など買い物して、バッキンガムを抜けてVictoria駅へと向かう。
昨日の日記で書き忘れたけど実はもう一つチケットは買ってあった。
London⇔Little Hamptonの往復チケット一枚。
ここで2人とはしばしのお別れ。僕は一人で南に向かう。
2000年、2002年とイングランドに来るたびにギグを観ているのは何もシド・グリフィンだけじゃない。そう、ベン・ウォーターズを忘れちゃいけないのだ。タイミング良くか悪くかLittle Hamptonなどという辺鄙な所、でも微妙に近い所で演ってくれちゃうものだから行かないわけにはいかない。
電車でガタゴト揺られて3時間くらい。強風で吹っ飛びそうになってしまう海辺の町。何も情報を掴んでいないまま来たものだからツーリスト・インフォメーションで聞いてみると、多分あそこのことだろう、と教えてくれた。
言われたままに海岸に沿って歩いていると大きな芝生の広場が。あ。あったよ。ちっぽけな特設ステージが。ローカルおっちゃんバンドがシャドウズ演ってるよ。近くのテントでビール売ってる。何のことはない。町興しの無料イヴェントだ。
つまりね。お客なんていないのよ。シャドウズ演ろうがビートルズ演ろうが子供達が踊ってるだけ。なんだか2年前のNewton Abbotでの町興しライヴとまったく同じ状況。。。
でもあの時はメインアクトのToo Hotの時には100人以上被りつきになっていたからきっと大丈夫なんでしょう。
とりあえず不安は残るものの、まずは宿探し。
着いた時には空いていたB&Bがあっという間に続々埋まっていっている。
あわてて宿付きのパブに駆け込んで聞いてみると大きな部屋しか空いていないとか。しかも£50だとか。要するに1万円だとか。ボラれてるなぁ。でももういいです。場所的には最高なので。ステージまで歩いて5分なので。
昼寝して、メシ食って、気持ち悪くなったのでまた寝て、特設テントでビールを飲んで。
いざ、ベン・ウォーターズ。
続きはサイトで(こればっか)。
tag : benwaters

バラ・マーケットって薔薇売ってるのかと思ったらBorough Marketだった。Yさんに連れられて朝食を食べに行くことにした。しかし微妙に着くのが早すぎたようで店のほとんどが準備中。でも僕のお腹と背中がくっついてしまったので彼女は不本意だったようだがテキトーなチーズバーガーをいただく。でも美味かったよホント。
さて再びPaddingtonへ。パスポートもトラヴェラーズ・チェックも持った。Okay!
ちなみに今回の旅の計画はこう。
4日の晩、夜行列車でPenzanceへ。着いた時には5日の朝。日中はSt. Michael’s Mountを観光。夜はMinack Theatreでシェイクスピア!を観劇。6日はPenzanceをプラプラして2人と別れる。夕方Newton Abbot入り。そこで数日滞在後、12日にロンドンに帰ってくる。
今日買うのは○London→Penzance(4/Sun/Night-time)○Penzance→Newton Abbot(6/Tue/Daytime)○Newton Abbot→London(12/Mon/Daytime)の3枚。残念ながらこれだと片道3枚の扱いになってしまうらしい。兄者達は行きも帰りも夜行の往復。£94。僕の場合は合計£160になってしまう。なんだかバカバカしいなぁと思いつつもそれで申し込んだ。
さて予約番号を伝え、料金を支払いチケットを受け取ると。
なんだか全然違うんですけどこれ。London⇔Penzanceの夜行の往復ですよ。しかも2人分ぢゃん。しかも出発昨日になってるじゃん。今日の晩に向こうから帰ってくることになってんぢゃん。一瞬自分の説明が悪かったのかと反省しかけたがイヤイヤとんでもない。説明がめんどくさかったので全て上記の日程を書いてそのまま渡したのだ。無論彼は「One Person?」と聞いてきたので「私一人です」と答えた。
そこまでやっても、こうなっちゃうのね。
長いこと待たされ、ようやく通された窓口では、
「なんでこんな間違いが起きるんだ!?」と文句を言われる始末。
「知らないよ!この紙全部ヤツは見てたんだから!」
「…でお前は一体全体何のチケットが欲しいんだ!?」
「だからこの紙見てってば!」
「…。」
「…Ok?」
「…お金取りすぎだな。」
「は?」
「全部で£90だ。」
結局兄者達よりも安くなってしまった。そもそも(ミスで)予約していたチケットは兄者達とまったく同じ夜行の往復。彼等2人が£94で僕(ともう一人分で)2人が£160。今度は乗り継ぎになったら完全リザーヴで£90。分からん。検証するだけ時間の無駄。分からん。

朝食をOxford St.のカフェで3人で。これまた感動的なことに、2年前に1人で道に迷って途方に暮れてた時に食事した店だった。
その後、兄者は映画に(この人は毎日観に行ってる。最低週4本は観てるだろう)。僕とYさんはショッピングに。Paul Smithの店なんぞに入って雰囲気を楽しむ。日本じゃ絶対考えられねえ。
3日から3人で行く小旅行のチケット、僕だけ購入していないのでPaddington駅へ付き合ってもらう。阿呆がパスポートを持っていなくって、しかもトラヴェラーズ・チェックで購入したかったので今日は予約のみ。明日もう1回くる羽目になった。
Yさんとも別れて地球の歩き方片手にプラプラするも、10分ほどでもう迷ってしまった。僕の方向オンチは世界に誇れると思う。東京でもよく迷うからロンドンで迷うのはむしろ当然なのだ。涙。

合鍵を貰ったので今日は2人の帰りを気にすることなく(つまり電話をかける必要もなく)自分のペースで帰れるのでとてもラクチン。レコード屋や本屋を回り、途中パブで燃料補給しつつ、のんびり帰宅。
そして3人揃ってまたしても外出。
今日はPat McGarveyの新バンド、Santo El Diabloを観る。

Bricklane Market にあるライヴ・スペース、93 Feet East。ラウンジでBGMに肩を揺らせながら楽しく飲むも良し、裏庭でのんびり飲むも良し、ライヴを観ながら絶叫して飲むも良し。なかなかロンドンチックで、結構ざます。リハを終えたメンバー達は2番目を選択していた。「一緒に呑もうぜぃ。」と誘ってくれるのはありがたいが、我々は空腹の絶頂だったので丁重にお断りして飯屋に向かった。
この辺はカレー屋が多い。アラブ系の人達もいっぱい。日本人慣れした客引きに引っ張られるがままに、一軒のカレー屋で適当に美味しいカレーとビールをいただく。
まずはおつまみとお飲み物でごゆっくり、というコッチの発想、どうにも馴染めない。さっさと出せ!と。そこで無駄口叩いてんな!と。何言っても無駄だね。3種類のカレーを3人でつまみながら適当な話をしていると、もうあっという間にパットの出番の時間になってしまった。急いで(僕だけね。あとの二人はめんどくさそうだったね)会場に。

続きはサイトの方で。
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実際にストになったのは今日でした。
考えてみると、地下鉄のストって良く話には聞いていたけど実際直面するのは今日が初めて。なんて記念すべき日に、とか思ったけどやっぱりこれは大変。バスは、当然ながら地下鉄利用者がなだれ込んできているので常に満員。結局アールズ・コートのバス停で3本ほど素通りされた。トボトボとロンドン中心部に向かいながら、テキトーにバスを乗り継ぎながら、ようやくマナー・ハウスへ辿り着いた。途中で1日乗車券を買ったから良かったものの、それにしても無駄使いをしたものだ。
ようやく夕方になって、兄者とその彼女(日本から遊びに来ている)Yと久々の再会。元気そうでなりよりです。
無理してでも携帯はSH801にしておけば良かった。日本国内で電波が弱いとか、通話料が割高とか色々問題を抱えているけど、コッチの公衆電話が信用出来ないのは分かりきっていたこと。故障ばっかりだ。しかもおつりは出ないから結局一通話で200円くらいかかった。イギリスで誰かと連絡を取らなくてはいけないっていうのは今回が初めてだったのよね。不覚でした。
彼のフラットでゴロゴロして、夜に兄者と出発。
向かう先はCamden TownのLock17。
そうです。今回の小旅行のメイン・イヴェントが早くも。

The Long Ryders / State of Our Reunion Tour !!!

だっさいタイトル。絶対これ、シド・グリフィンが考えたんだと思うわ。駄ジャレばかりで人生送ってる人だし。

カムデンのマーケットの売れ残りを夕食にする。「ジャパニーズ」とは銘打ってあるものの、店員は日本人ではない。当然日本食ではない。スペシャルに不味かった。食べ終わってから思い出した。この店で、2年前も同じ過ちを犯したわ。

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タカが5時過ぎに起こしてくれました。
歩いて10分もかからない所沢駅までクルマで送ってくれ、バスで出発する僕を見送ってくれました。素晴らしい。
空港はやっぱりビビる。前にも同じようなことを書いた気がしてきたけど、やっぱりビビる。
でもすんなりチェックインと出国を済ませ、優雅にブルジョア・ヴァージン・アトランティックに乗り込んだ。
『Grand Theft Parsons』を鑑賞。基本的にはつまらない部類に入る作品だとは思うがまあ、ね。一応観ておかないとね。だって、このサントラも買わなくちゃいけないし。コール・ポーターズが入ってるのよね。でも聴かないんだろうなきっと。
最後の最後、グラム・パーソンズさんが登場するのだが。似てねえジャン!

あとは寝てた。お酒も飲まずに。真面目に寝てた。

夕方、ヒースロー到着。
ロンドンに長期滞在中の兄者に連絡をとると、今日は地下鉄のストになりそうだから夜は出かけられないかも、とか。
地下鉄路線図で見ると右上のゾーン2に位置するManor Houseに住んでいる兄者。今日行きたいのは左下のゾーン1のPutney。帰りがキツそうなので泊まりにいくのはヤメた。同じく左下、かつヒースローからけっこう近くのEarl’s Courtにした。なんだかんだと、ロンドンに来るたんびにここに泊まっている。今回はいつものユース・ホステルじゃなくって、もっと汚い、言ってしまえば糞ダメのような宿。£15だから、まあこのシーズンで考えれば安いだろう。
荷物を置いて、さっさと準備して、いざ、Half Moon Putneyへ。
2年前の7月アタマくらいにも、ここに来ている。非常に非常に思い出深い所なのである。
詳しくは、今週中にアップしましょう。

とにかく、

Ukulele Orchestra of Great Britain

いいバンドだ。

今回のスケジュールは、忙しいといえば忙しい。ノンビリといえば超ノンビリ。
6/29にロンドン着。そのままウクレレ・オーケストラのギグ。
6/30はこの旅行のメイン。ロング・ライダーズのギグ。
7/1はコール・ポーターズのバンジョー・プレイヤー、パット・マガーヴィー率いるサント・エル・ディアブロのギグ。
7/3にはリトル・ハンプトンまで足を伸ばしてベン・ウォーターズのギグ。
それから多分一気にランズ・エンドまで行ってしまって野外ステージで『お気に召すまま』なんぞを観劇!!これはたまたま時期的にイギリスで一緒になる兄貴とその彼女との計画。
そこから2人はロンドンへ。僕は途中で別れて昔の職場のあるニュートン・アボットへ。EXボスの家に1週間ほど居候しながらテキトーに仕事を手伝ってテキトーに毎晩呑む。
7/13あたりにはロンドンに戻る。
そして締めは7/15のウィルコのギグ。
一服してから7/17にロンドンを発つ、と。

でもまだ、1ヶ月以上も先なのね。
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