またしても早朝に目が覚め、気分はどんより。二度寝も出来ずに布団の中で悶々とする。
おととい、昨日と二日連続で有志の練習をして、演奏の出来に関してはもうなるようにしかならない、くらいの心持ちになってはいるが、本番当日を迎えて、心底家を出るのが億劫だった。
更に追い打ちをかけるかのように荷物が重すぎた。ウクレレ、マンドリン、カメラ、三脚その他を全て一つに詰め込んでしまったので、マンションの階段を下り切った時点で腰が崩壊。電車の揺れがいちいち腰に響き、それが心のネガティヴボタンにシンクロする。そもそもパッキングの時にちょっと考えればわかるだろうに、そんな判断力すらないのかよ、とか考え始めてしまって闇が深まる一方。
めちゃめちゃ天気がいい中、暗い雨雲を背負った気分で本日の会場、めぐろパーシモンホール到着。既に何人かのメンバーもおり、挨拶をかわしながら少しずつ気分を上げる。
しかしサウンドチェックというかリハーサルというか最初で最後の音合わせ(東京組+大阪組+高松組)を済ませる頃には、不思議なほどあっさりと気持ちが前向きになってきていて、むしろ演奏が上手くいかなかったことの方が気になり始め、なんだかこれ、ライヴ前の緊張感みたいぢゃん!なんてワクワク感すら湧いてきた。
そして本番では、最初から最後まで自分でびっくりするくらい気持ちがよくて、とにかく弾いてるのが快感。な気分。個人的には今までの数回の中で一番出来が良かったと言ってしまえるくらい。わからないものだ。上向きになるにも下向きになるのも、自分で制御不能だというのはちょっと怖いことでもあるけれど。
あちこちから不安の声があがっていた集客も、なんだかんだ言いながらも200ほどの席がほぼ埋まっていた。ありがたや。そしてAgainの石川さんと隣町珈琲の平川さんまで観に来てくれたのにはもうただただ感激(もちろん僕が誘ってゴーインにチケットを渡したのだが)。
なんにせよ、バックれなくて本当によかった。

SWEET STRINGS UKULELE ORCHESTRA plays at Persimmon Hall (Tot-Channel)

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