特に弱っていたわけでもないんだけど、退院以来、初めてまともに動画編集ソフトを立ち上げる。アップする曲は1月末の入院前には決めていたので(実際に決めたのはもちろん当日)、やりだせばホイホイ進むはずだったんだけど、そもそもPCの電源を入れることさえ億劫になってしまっていた今日この頃。
そんなわけでようやく1月22日の新宿紅布の映像です。
南マキ子(夜のストレンジャーズ) tot-channel.co.uk/008-yorunostrangers/20140122makiko.htm
ロッキン・レボリューションズ(ワタナベマモル+イカリタケトシ) tot-channel.co.uk/010-mamoru/20140122rockinrevolutions-02.htm
ブラインド・ミウラ・ストレンジャー(夜のストレンジャーズ) tot-channel.co.uk/008-yorunostrangers/20140122miura.htm
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東京都知事選が始まる。
くだらない一本化云々で世の中も騒いでいた(もちろん僕も「くだらない!」って騒いでた)けれど、もちろん宇都宮さんは一蹴してそのまま立候補を取り下げなかった。
少なくともあの時点で、細川さんがやりたいと言ったことは「脱原発」1つだけ。他の政策が何も見えない。というより出そうともしない。公開討論会にも出ない。だから一本化することの是非以前に、そういう話が出てくること自体がバカバカしいのだ。よりはっきり言うなら、細川さんや小泉さんよりも、一本化に動こうとした、(そもそも宇都宮さん支持でもあった)脱原発論者たちがあまりに幼稚なのだ。枡添さんでさえ「私は脱原発です」って言っているんだから、だったらマスvsタモでいいってことになっちゃうじゃないか。
僕は別に宇都宮さんじゃなくてはダメだとは思っていない。一本化したってそれはそれで構わないと思う。でも政策をまともに出してこない、脱原発と言ってるだけでその本気度も分からない人に委ねようっていう発想が心底理解出来ない。宇都宮さん以上に信頼できる人、ではなく、宇都宮さん以上に顔の売れてる人、ということでしかないはずなのに。橋下さんだって脱原発だった時はあったはずなんだけどなー。でも今もう何も言わなくなっちゃったよなー。あの知識人達やあの文化人達は学習能力ってのがないのかなー。
結局あの人達は勝ち馬に乗りたいだけなんだろう。あとで「期待の知事」が「腰抜け知事」になったとしても、「騙された」とか言い出すのだろう。それって3.11の時とまったく一緒。政府に騙された東電に騙された。騙されることの責任を欠片も感じていない。人を信頼して何かを委ねる時には、自らの責任が伴わなくてはならないはずなのに。それこそが、あの事故で僕らが学んだ一番大事なことだったはずなのに。
信頼を寄せている人も何人かいたので本当にがっかり。騙された。
宇都宮さんは確かにルックス的には弱いと思う。話もそんなに上手いとは言えない。でも、前回の都知事選の時からナマも映像も観させてもらって、ああ、この人は本気なんだって分かった。だから今、僕は安心して彼を応援しようと思っている。
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そんな宇都宮けんじの街頭演説会がアルタ前である、とのこと。別にこれくらいだったら寒いからいいかな?というかちょうどレッドクロスに行こうかとか思ってたからついでに話聞いてみるのもいいかな?程度だったんだけど、夕焼け番長のワタナベマモルさんと新宿番長の猪狩剛敏さんが応援で演奏することになったんだと。番長ズかと思ってたらその名もロッキン・レヴォリューションズだと。
一時期(震災後)、マモルさんとイカリさんとキクチさんと四人で、反原発、護憲、そして選挙に行こうを三本柱にしてなんかやろう!ライヴやろう!とりあえずサイトを作ろう!なんて盛り上がったことがあった。結局その話は途中でめんどくさくなって頓挫しちゃったんだけど、その時にマモルさんが考えてきた名前が、そのまま今回のバンド名に繋がったというわけだ。「ダサイかなー」とマモルさんに聞かれた時、「うんダサイなー」と思ったんだけどすかさずイカリさんが「いや、これが正にマモルさんでしょう」と言って言い出せなくなってしまったのを思い出す。
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アルタ前の、恐らく社民党から借りてきた街宣車に「ロッキン・レヴォリューションズ」と書いてある。やっぱりダサイ。でも、確かに、だからこそいいのだろう。丸出し。露骨。それがこの候補者の応援には一番合っている気がする。
レッドクロスから運んできたというアンプから、マモルさんの歪んだアコギの音が鳴り響く。1曲目は『Revolution』。マモル&ザ・デイヴィスのレパートリーでもある、日本語ヴァージョンのビートルズ・カバー。誰かを当てにするのはやめよう。誰かが現れるのを待つのはやめよう。自分で変えよう。自分が変わっていこう。うん、これぞ正に市民運動ではないですか。
そして『夢の原子力』。この時は新宿駅東口を御通行中の皆さんが、一瞬「なに?」と振り向いたりしていて、なかなかいい反応。やっぱ変なんだねこの歌。
まだ時間があるからと、それぞれ一言二言喋り始める。なんだか立派な応援演説になってるぞ大丈夫なのか笑。
そしてまだイケルってことで『今週週末来週世紀末』。このロケーションだとこれがまた映えるんですね。
笑った。面白かった。楽しかった。元気をもらった。寒かった。
それから数名の応援演説の人たちがいて(なかなか熱くていい話だった。ちょっとうるっときたもん)、宇都宮さんの演説。結構その頃には人も集まっていたんじゃなかろうか。「アベをぶっつぶせーっ」なんて声も上がっていて、新宿の夜はかなりヒートアップしていた。寒かったけど。
新バンドを結成したばかりの熱いお二人は、あかはたの取材にも熱く語って「もう一つだけいいかな?」「あ、これだけは言わせて!」とほぼロング・インタビュー状態になっていた。
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それからマモルさんの車に乗せてもらって機材を運びがてらレッドクロスへ。そうだった今日はそもそもここに来ようかとおもっていたのでした。ブラインド・ミウラ・ストレンジャーと南マキ子の弾き語りツーマン。そしたらなんと急遽ロッキン・レヴォリューションズがゲスト出演するになった(した)んだって笑。
入った時には既にマキ子さんの中盤。挨拶もしてないしーと我慢してたのだが、とてもかっこよくって優しくって嗚呼この歌声にとことん包み込まれたい!という欲求を抑えられなくてカメラ回しちゃった。変ですか?
そしてゲストバンドの出演。残念ながらお客さんが少なかった(20人くらい?)けど、ここでもしっかりイカリさんは応援演説をしていた。
そしてミウラさん。アコギかと思ってたらフルアコでした。すんげえや。気持ちよすぎるわ。今日は結構体がくたびれちゃってたんだけど、足が勝手にリズム取っちゃうぜ。SDカードの空きがあまりなかったので、数曲だけ撮らせてもらった。
しかしミウラさんダメですよ「Action」と「I Love R&R」を続けちゃ。オレはこの二曲は涙なしには聴けないマジで。まあ泣かなかったけど。
イカリさんにサウナ拉致されかかったけど、すんでのところで脱出、終電で無事帰宅。
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The Pebbles, Jackie & The Cedrics, The Bunnies @ red cloth
ペブルスを観て、男子版ペブルスを結成したくなった。
セドリックスを観て、一生追いかけたくなった。
バニーズを観て、バニーズの一員になりたくなった。
そんな夜だった。
終わってから、カワトさんとンポポポール来日公演の話をしてたらあっという間に時間が経ち、そろそろ終電だヤヴァイ!帰ろう!と思ったらエッチャンに声をかけられて一緒に駅まで帰ることにしたんだけど、トロトロ歩いてたら終電なくなってた。しょうがないからファミレスでしばらく駄弁って二進法の話とかして、しゃっくりが止まってあー良かったっつってエッチャンはタクシーで帰ってった。しょうがないから僕はレッドクロスに帰ってった。そしたらイカリさんに「何しに来たの?」ってにらまれた。
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仕事中、イカリさんから電話。
愛知県から15歳のロック少年、風太くんが熱い思いを抱え、新幹線で東京に向かっているとのこと。目的はそう、野音と国会議事堂だ。熱い!熱すぎるぜ!
野音で待ち合わせして、イカリさんは仕事に、僕と風太2人で議事堂に向かおうということになった。
しかしこっちの仕事の流れが悪い。露骨に悪い。結局野音に着いたのが開演15分前。そしてやっぱり、僕は入場制限で中に入れなかった。しかもイカリさん電話が繋がらない。しょうがないから中から響いてくる雄叫びを聞きながら日比谷公園をプラプラして時間をつぶす。そしてようやく19時くらいになってイカリさんから電話。「ごめん充電切れちゃって今店なんだよねー」おいおいおい。「風太は一人でダイジョブみたいだから」おいおいおいおい。
んなわけでなんとなく緩い気持ちのまま国会まで歩く。参院会館前はやっぱり盛り上がっていてここでもいいかなと思ったけど、めんどくさいエピソードも記憶に新しいのでやっぱり国会まで歩く。
そして国会はやっぱり熱かった。みんなガンガン叫んでます。一番ノリがいいのは「ファシスト消えろ」とか「自由を守れ」とか短いセンテンス。でもこれがなかなか採用されない。「秘密保護法絶対廃案」とか「自民党は恥をしれ」とか長めの方が主流。コーラーもその方が疲れないのかな。「ファシスト消えろ」とか短い言葉を1時間叫び続ける方が相当な一体感効果が得られると思うのだが。
脱線。南妙法蓮華経を大人数で延々と繰り返していると、あるところからグググっとリズムが合ってきて、しまいに全ての声がピッタリ一つに重なったりする。これが恐らく題目効果というヤツで、実際確かに気持ちがいい。賛美歌でもゴスペルでも多分神と触れ合えたかのような、そんな素敵な錯覚(と言っては失礼なのかもしれんが)を起こさせてくれると思う。ここで宗教ネタはよろしくないかもしれないけれど(実際「公明党は恥をしれ」とか叫んだしね)、みんなで声を合わせて、という前提がある以上、そういう演出はあって損するものでもないだろう。ましてやコーラーが微妙に言葉を変えたりする(「秘密保護法絶対反対」「秘密保護法いますぐ廃案」「秘密保護法絶対廃案」)のはその都度追っかける方は脳みそをクリアにしなくてはいけないからほんの少しだけ、第一声が遅れるというか弱くなる。これだと気が抜けない。正確な言葉を発することや、回りと合わせることにエネルギーを注いでしまって、一番使いたい怒りとか抵抗とか抗議といった方向に集中できない。街を練り歩くデモ行進ならともかく、定点で声のみの抗議となると、一体感やリズムは一番大事なのではないかな。何の為の抗議かなんて誰だって分かるんだから。別の狙いがあってああいうコールだったのかもしれないけど。
とまあそんなわけで抗議が続く中、今日も議員達が挨拶にやってくる。昨日今日で4人程度の挨拶を聞いたけれど、唯一まともだなと思ったのが山本太郎さん。彼だけが、ここにいる我々が充分分かってはいるけどもしかしたら勘違いしちゃううかもしれない、危ないポイントを突いてくれた。つまり、この法案は間違いなく今日明日中に可決されるということ。でも可決されたから終わりではないということ。そこで絶望している暇なんかどこにもないということ。ここからが始まりになるということ。だから声を上げ続けなければならないということ。僕の知っている限りでは、ここまではっきり言ってくれたのは彼だけ。「皆さんと一緒にがんばります」とか「絶対廃案にしなくちゃいけない」なんて台詞はこの場では何の役にも立たない。彼が選ばれた理由はきっとここにあるのだろう。市民派というより市民のまんま。それでいいと思う。僕は入れなかったんだけどね。
21時だか22時だか、逮捕者が(多分)一人出る。カラコンを倒し前ににじり寄る我々テロリスト。そしてなだめる主催者。分かんなくはないけど、やっぱり変な絵だ。このあとも抗議を続ける為に下がろう。分かんなくはないけど。そりゃ逮捕なんかされたかないけど。リミッターをかける抗議。熱くなりすぎないよう抑制する抗議。だから一体感なんかヘタに感じない方がいいのかな?暴動を求めるわけでもないけれど。れど。れど。
採決に入ったとの知らせ。国会内の音声を中継で流す。1000人以上の人が寒空の下、沈黙しながらスピーカーに耳を傾け、議長が議員の名前を一人一人読み上げるのを、聞く。ただただ聞く。聞く。
終電間近に可決させたってのはこれもあちらの戦法?だとしたら見事だね。僕を含め、相当数の人達が帰途についたと思う。勿論残り続けた人達もいっぱいいたんだろうけど、あのまま採決に入らなかったらもしかしたら、なんてこともあったかもしれない。
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紅布では風太と、単独別口で参加していた杉田くんが待っていてくれた(別に待ってたわけでもないんだろうけど)。風太がわざわざ駆けつけたことに対する喜びと申し訳なさと、国家前での色々な思いと、そして勿論体の疲労が手伝って、散々騒いでイカリさんと杉田くんに絡みまくった(と思う)。風太はほぼ寝落ちしていた。みんなかわいそうに。ほとんどこれは老害の域に達している(と自信を持って思う)。杉田くんは明日朝から仕事だってのに。本当にかわいそうに。今度会ったら3杯くらい奢ろうと思ってる(今のところ)。キクチさんもゆうたろうもこのあと片付けがあるってのに。今度会ったらタバコ3本くらいプレゼントしようと思う(向こうが望むなら)。
そのあと風太を叩き起こし、イカリさんと三人でサウナへ。久々だわー。英語だとソウナっていうんだよねソウナ。全然通じないもんね。そして更に不味いラーメンと餃子で時間をつぶし、ぐったり消化不良、でもみんなに迷惑かけまくってすっきりして朝帰り。
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なんか一気に今晩決められてしまうかも、という不穏な空気が流れ、いてもたってもいられなくなり、ちゃっちゃと仕事を昼上がり。ちょうどお偉方が午前中に出かけて直帰となっていたので、これ幸い。
14時頃、国会前に到着。もう既に数百人の人達がタイコビートに合わせてシュプレヒコール中。なかなかこのリズム、馴染めないんだけど、今日はがんばってみる。
うしろの方だとリズムも狂っちゃって声もまばらになるので余計辛い。しょうがないので先頭集団に紛れ込ませてもらう。すると一番前では制服を着た高校生たちが声を張りあげていた。ありがとうねとごめんなさいねの交錯した思いで、なんだか自然と声も出て来た。
口を大きく開くのをここ数年は意識して抑えてきたのだが、やっぱり数十分で顎がガーーーっン!てなっちゃった。さすがこの額関節症はホンモノだぜ。数時間で膝と腰が痛くなる。どこまでヤワなジジイなんだ。でも先頭の彼等彼女等の凛々しい後姿が目に入ると、とてもじゃないが離脱出来ない。
暗くなったら帰ろうと思っていたのだけど、結局22時までいた。途中でコンビニ休憩を取ったので実質7時間くらいか。・・・ってことは普段の仕事の日よりがんばってたぞオイ。でも先頭集団のあの子たちはきっと13時くらいからいたに違いない。そして22時までいたもん。ありがとう。ごめんなさい。
途中、参議院会館の方にも行ってみた。ちょうど野党(反対派)議員が出てきて中の状況説明を始めたのでそばまで寄ろうとしたんだけど人がいっぱいで大混乱。志位さんはちょっとしたスターで、声援もすさまじい。なんてことに感心してたら良く内容が聞き取れないまま終わってしまって、みんなぞろぞろ引き上げてしまった。
空いて来たのでどんどん進んでいくと、主催者?の人が向かい(つまり国会側)の議員面会所?らしきところで細かい説明が聞けるよ的なアナウンスをしていた、と思う。少なくとも僕の回り20名くらいはそのように解釈をして、じゃあ行ってみよう、ということに(みんなバラバラにね)なり、横断歩道を渡って入り口の方に・・・向かった瞬間に警官がどどどどーっと寄って来て道を塞ぐ。
そこからが大変。たまたま集団の先頭に居てしまった僕は完全挟み撃ち状態。無表情で会話を成立させようとしないポリと、真っ当な抗議を続ける市民。オーノー!多分15分くらい押し問答してたんじゃなかろうか。なんだか先頭にいるもんだし、「あ、無理っすね。」なんてUターンするのもなんだし、かといって埒があかないのは状況からいって瞬間的に理解出来るし、やっぱり不条理だと思うしでも正直めんどくせーし。僕の真後ろにいた2名の抗議がスゴイ。だから応援したい。でもポリの相手やっぱりめんどくせーし。
(多分15分くらい)押し問答をしていたら、向こう側(ポリ側)から主催者の一人がやって来て、そういうアナウンスはしていないはずだ、との説明がある。その時既に数は減っていたけど(ずるいよ!涙)、必死の抗議を続けていたテロリスト達がそれで黙ってるわけもなく、今度は主催者とパンピーテロリストがケンカを始め、そこに穏健派テロリストと鉄仮面ポリが止めに入るという、なんだかよく分からないドリフみたいな展開になっていた。まあ面白かったからいいけど。
騒がしさでいうなら国会議事堂前(単独参加者多し)の方が上だと思うけど、いやいや参院会館前(団体参加者多し)の方が明らかにアツかったね。
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この抗議活動は、決してすぐにいい結果が得られるようなものではないし、「勝ち負け」というレベルで考えるなら、もちろん「負け」が既に確定している抗議になる。だからそれを根拠に「あいつら何やってんねん」という批判も目にしないわけでもない。でもね、イヤなもんはイヤだ、て言うのと言わないのとでは絶対違うと思う。何が怖いかって、イヤだと思いながら違和感を覚えながら黙って我慢して見届けることに体が慣れてしまうこと。「しょうがない」ってことを平気で口にしてしまうようになること。
でもそういう人は大抵(少なくとも僕自身の経験や僕の回りを見ている限り)、実はあんまり実情をしらない。少なくとも情報が相当弱い。
ただの義務感であっても投票に行った人と、なんだかんだと理由を付けて行かなかった人では、圧倒的に各党の政策の違いや色んな法案に対しての(自分の言葉で語れる)知識(の量というより質)が違う。これは実際に体を動かすという行動が意識レベルで相当強い影響を持つってことなんじゃないかと勝手に思ってる。行動を起こした以上はその行為に正当性を担保したいということでもあるのだろう。だから情報量としては、先日の弁護士達の街頭演説の時の方が圧倒的に高い(今日は実質ゼロ)けれど、今日の行動によって(ただ突っ立って声出してただけ)あの時に得た(結構忘れてるけどね)知識が、より僕の体内で生きてきているような気がする。
だから、多少回りから煙たがられるくらいはしょうがないのかなという気分。ニッポンの未来の子供たちの為とか、そんな立派な理由よりも、根本の動機としては、自分がもっとまともな人間になる為に取り続けていかなきゃいけない立ち位置なんだと思う。
上手くいけば施行まで1年近くかかるだろうし、運が良ければ3年後の選挙まで致命的なダメージを受けず(今現在相当な致命傷だと思うけど)に持ちこたえられるかもしれない。だから最低でもその時まで、はっきりとした意思表示を続けていかないと、きっと気付いた時には居眠りしている最中に首くくられてるようなことになってしまうだろう。
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帰り、紅布に寄ってイカリさんやキクチさんとグダグダ話。突き詰めれば突き詰めるほど、理想は違うし政治的スタンスも違う。でも考えが違ったって「おれはこうおもうんだよね」ということを言えるし、そしてそれをちゃんと最後まで聞ける。こういう環境が、一番大事なんじゃないのかな。ありがたいお店だよ。
だから、イヤなことはイヤって、ちゃんと言っていこう。なんてことをホロ酔い気分で思いましたよ。
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ナニーキクチ@紅布
会社で、隣の部署がなかなか大変な感じになっていたみたいなんだけど、そこそこのお手伝いをしてそそくさと退社。
今日は弾き語りイベント。10組が2曲(10分)ずつ交代で2周。ナニーキクチの他、太陽民芸ジロー、同じく民芸サブ・ディラン、それからかみぬまゆうたろう、あとは初めて観る人達だった。
10分2周というのは素晴らしいアイデアですね。まあ失礼な言い方かもしれないけれど、飽きない。セッティングもマイクの位置変え程度なのでコロコロと出演者が変わってテンポがいい。お客さんは少なかった(そうかこの半分くらいは出演者なのか)けれどとても楽しめた。
初見で心惹かれたのはニッチとサッチ。Mrワリコメッツのメンバーらしい。このバンドは名前は何度も観てるけどまだ演奏を聴いたことがない。いつかバンドも楽しんでみたい。
ナニーキクチ tot-channel.co.uk/999-jpn/20131203nannykikuchi.htm
かみぬまゆうたろう tot-channel.co.uk/030-kaminumayutaro/20131203yutaro.htm
サブディラン tot-channel.co.uk/094-taiyomingei/20131203sabdylan.htm
ニッチとサッチ tot-channel.co.uk/999-jpn/20131203niche+satch.htm
岩川健次郎 tot-channel.co.uk/094-taiyomingei/20131203jiro.htm
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レイコちゃんアヤコちゃんヒトミちゃんタマっちゃんの女子会に乱入。ヘラヘラギャーギャー楽しみ、22時すぎに中座。
22時30分、紅布。
MAMORU & The DAViESのPV撮影。過去にも何度か参加させてもらっているが、今回は今までで一番難しかった。いーかげんにいい加減で作ります、なんていうのに慣れすぎているので、筋道立てて構想・作業を進めるという(多分普通の)ことをいい歳こいて知らなすぎる。
時間もかかりすぎて、バンドの皆さん、協力してくれているレッドクロスの皆さんにも大変迷惑をかけてしまった。迷惑かけついでにイカリさんとキクチさんにポール話に付き合ってもらって電車が動き出すまで時間をつぶす。

朝帰り。シャワーを浴びて仮眠して。
カセット・コンロスのワダマンボとアンドウケンジロウが、何故か上野動物園でやるってんで、よくわかんないけど行ってみることにした。
ちょっと早めに出てアメ横をぶらぶら歩き、数年(十数年?)ぶりにコンバースを買う。なんかドキドキしちゃったぜ。
不忍池の前のテラスで食事。いいなぁみんな連れがいて、と思いながら冷やし中華とビールで栄養補給してから入園。
いやいやいやいや、すばらしいライヴでした。天気も良かったので空の色が抜群の青。通りすがりの家族連れが足を止め、そしてまた歩き出す。そして子供たちうるさい。サイコーの撮影環境でした。
Delicado http://tot-channel.co.uk/018-cassetteconlos/20130818wadandy-01.htm
ひこうき http://tot-channel.co.uk/018-cassetteconlos/20130818wadandy-02.htm
本当は空の色はこの前が良かったんだけど、そのあたりは僕のミスが続出していてちっともいい絵じゃなくなっていたので断念。修行を積みます。
すっかり機嫌が良くなって(けっこう呑んでいたと思う)CD2枚と風呂敷1枚を買わせてもらう。ホクホク。
ワダくんとアンディーに別れを告げ、当然そのまま帰ろうと思ったんだけど、すっかり機嫌が良くなりすぎてて(そうとう呑んでいたと思う)紅布へ行ってしまう。実は一番観たかったのはソウル・クラップなんだけど、やっぱり終わっていた。入ったときには2番手のジャッキー&ザ・セドリックス。ドラムはまたしてもジャッキーロボか?と恐れていたけど良かった人間だった。大沢きみのりくんでした。へー案外すんなりしっくりくるもんだねぇ。ジャッキーさん(実は多分ニッポンで一番なくらい好き)の突っかかるようなハットとスネアのスリルこそないけれど、これはこれで別味で気持ちいい。やったー。それにつけてもジェリーさんってかっこいーな。なんであんなに元気なの?見習いたいよあやかりたいよ。
最後はフェイヴレイヴス。うわーお!もうホンモノよりもモノホンな感じがするぜ。そんなこと言ったら「んなこたねえだろ!」なんてアオさんに叱られそうだけど。でも何この気持ちよさ。焼き直しとかコピーとか、なりきってるとか、そういうことじゃないから僕はこのバンドが好きです。ちゃんとアオさんだしフェイヴなんだもん。昔の人の曲を、ちゃんと今の(おっさんの)感覚で捉えて、そのフィルターを通してますよ、という宣言のもとにテーブルに並べてくれる。だから現地をちっとも知らなくてもガンボだってアイリッシュシチューだってエスカルゴだって浅草で美味しくいただける。でも忘れないでね、これは浅草の味ですよ。ってそんな気分。
エっちゃんは昼間は弾丸バードのライヴだったはずなのに、ダブルヘッダーでこちらにも参加していた。すごい働き者だよ。もちろんレモンちゃんもダイナマイトボディーとダイナマイトヴォイスでメロメロにさせてくれました。
お客さんでバロンもいた。終わってから、なんだかグダグダと話し込んでしまった。
もう、臨界点超えるくらい呑んでいたと思う。
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