シネマカリテで『オール・イズ・ロスト』と『ダラス・バイヤーズ・クラブ』のハシゴ。
どちらもすんばらしかったです。
『オール・イズ・ロスト』はレッドフォード一人だけの出演。台詞らしいものもほとんどなし。広大は海が舞台、ではあるけれど、一人ぼっちだし船だし、実質個室密閉空間。
すんごいや。よくこんなの撮ろうと思ったな。監督はサンダンス映画祭で出てきた人なんだって。そして主演にレッドフォードを、なんてかっこよすぎじゃないですか、何から何まで。いやーマジで感動した。
他人との接点がまったくないし、状況説明もないのでレッドフォードには名前が付いていない。クレジットでは、「OUR MAN」。いいねぇ。そしてエンドロールで流れる曲は『Amen』。しびれるねぇ。

『ダラス・バイヤーズ・クラブ』は実話がベースになっているとか。人格的にあまり魅力を感じない主人公。なんかすげえ勝手だし弱いし。そんな人が動き出す時って、やっぱり身勝手な、回りとの調和を気にせずに自分の為に自分の気分で動き出す時でしかないんだよね。そしてそういう時って、すごいパワーだよね。なんたって勝手なんだから。知ったこっちゃねえっていう弱者のパワー、マシュー・マコノニーがばっちり爆発させてくれました。
大満足な夜。

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