空港は何度来ても(そんなに何度も来てないけど)怖いな。
緊張して心臓がバクバクする。チェックインするだけでもオタオタするし、喫煙所を探すだけでもオロオロするし、カレーライスを食べるだけでも腹がタプンタプンになる。
せっかく時間を合わせてゲートをくぐってから、搭乗が遅れるとなるとどう過ごしていいのか分からずに軽くパニック状態に陥る。
そもそも出発(離陸)時間の2時間とか3時間前に集まってくれよ、あとはそこで有意義なひと時を過ごしてくれよ、という設定なわけだから心にゆとりのある人間にならなくてはいけない。僕のようなせっかちの貧乏性ではいけない。
・・・というようなことを空港を訪れるたびに感じるのだが、未だ克服できていない。

今日は午前中に最後の持ち物チェックを行い、昼過ぎに完璧な状態で家を出たはずなのだが、あっさりiPhoneのイヤホンを忘れた。別にこんなもんなくても構わないのだが、せっかくニック・ロウ・プレイリストも作ったことだし、機内で映画を観る時も備え付けの物に較べると自前の方が遥かに音がいいのよね、というわけで最寄駅前のセブンイレブンで買ってみた。そしたらなんとヴォリュームコントロールの付いていない代物だったので、空港についてから再度買い直し。軽く自分に悪態をついてみる。
使用することのないイヤホンをずっとバッグの中に入れた状態で旅行をするという、非常にストレスフルなフィーリングを感じつつ、今は機内でニック・ロウを聴きながらフィーリング・グルーヴィーにこれを書いている。
ヒコーキってのは座席にUSB端子も付いてるのな。聴きながらどんどん充電が増えてるよ。すごいすごい。
カムチャツカ沖で聴く『Impossible Bird』、いいねぇ。こんなにじっくり聴くのは何年ぶりだろうか。曲順も頭に入ってるものだから軽く自分に感心してしまった。苦手意識があるようでもちゃんと口ずさめるもんなぁ。あの荘厳なコーラスとかは今でもしっかり苦手だけど。

エア・カナダ、日本~カナダ間は3列・4列・3列(A~J)という座席の並びで、僕はD。かつEとFが空席だったので、とてもラク(広く使える上に他人のトイレで席を立つ必要がない)だった。これだけでストレス度は全然違うよね。
ヒコーキ、予想以上に寒かった。ひざから下がキツイ。レッグウォーマーとかあってもいいくらいだった。
ウトウトして無理やり起きて食事、を3回ほど繰り返し、トロント着。
パスポートと税関カード?と乗り継ぎの搭乗券。(これ、備忘録)
2時間くらいある空き時間はラウンジでなんとなく備え付けのタブレットでネットとかして時間をつぶす。
カナダからキューバは3列・3列(A~F)のCでBは空席。マジありがたいわ。
3時間くらいだったかしら。ハバナ到着は22時半。
入国審査の列で30分近く並んだ。パスポートと入国カードを見せる。税関申告書は空港を出口で待ち構えている別の係員に渡す。
¥30,000をCUCに両替、一服してからタクシーでホテルへ。プラド通りのホテル・カリビアンまで30CUC。
タクシー運転手とのデタラメ英語同士での会話。意訳。
フィデルが死んでなにか変わった?「ん~・・・まあ、そう、ね・・・」
ちょっとだけ?「うん、そう。ちょっとだけ」
(革命広場が見えてきたところで)5月5日のメーダーはすごい(数の)人だったんでしょ?「あーすごかったすごかった!」
行った?「いや、仕事してた」
ラウルも来たんでしょ?見たかったなあ。「オレは、フィデルよりラウルの方が好き」
なんで?「う~ん、なんでかなぁ。大統領としては、ラウルの方がいいと思うね」
インテリヘンテな感じ?「そうそうそう、インテリヘンテだね」
フィデルが死んで国中悲しんだんじゃない?「確かにそうだったね。そう、フィデルはスペシャルな人ではあるよ。みんなそうだし、オレもアモールだ。LOVEだよ。フィデルは特別なんだ」
「はいよ、ホテル・カリビアン。そこのドアが入口だ。ありがとな。」
ホテルに着いたのが23時半すぎ。ビール(Cristal)2杯と信じられない不味さのサンドウィッチで6CUC。朝食は7時から10時の間、フロントに併設されたカフェで。
0時半、寝る。明日は6時半くらいに起きてみたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

Post Navigation