ビル・タピアという101歳の現役ウクレレ奏者を渋谷まで観に行って来た。
出かける時は、大変かったりーなー状態だったのだが、まあ、来て良かったですよ。
入り口前で鎌兄おじさんを発見。先日のこの方主催の山内雄喜&日倉士歳朗&松井朝敬&他ライヴに行けなかったのが心残りだったので、なんとなく会えて良かった。ホリワイアンズもまたシークレット的に鎌兄の館で演ったらしい。いいな。
一人の予約だったのでカウンターになるのかと思ったらステージ正面のテーブル席。なんだか二人用として予約されてたみたい。「げっ間違えたかな」と思って一応謝ってみたけど、家に帰って確認メールを見てみたらやっぱりお一人様になってた。だからこれは「ラッキー!」ってこと。そんなわけで隣が空席のままのありがたい環境でゆったりのんびりほんわかハワイアンなのである。
開演前に結構大きな地震があって、バッグを掴んで立ち上がる寸前まで行ったが、どうみても会場内でビビってるのは僕一人で、周りの人はゆったりのんびりお酒を呑み続けていた。どうなっちゃってんだこの人達。そりゃ見るからにいくらここを生き延びたからってどうせあと数年で(以下自粛)。気を取り直してスパゲッティーを頼んだら、ライヴが始まってから30分以上だから合計40分くらい待たされた勘定で、こんなところまでスラックにしてしまう演出にはちと疑問を覚えた。
そんなわけでビル・タピア。上手いとかなんだとかそういう次元じゃないのは良く分かっているつもり。でもだからと言ってその年齢だけを評価の対象にしてしまうのもプロのミュージシャンに対してあまりに失礼だというものだ。だからちょっと観る前の気持ちとしては複雑。人間国宝か金さん銀さんか孤高の匠か。やっぱりスゴイのかそれともやっぱりその年齢こそがスゴイのか。
若い頃がどれだけの技術の持ち主だったのかは知りませんが、まあヘタって言えばヘタでした。暴言ですか?そうですか。ただね、やっぱりウクレレなんだよねそのへんが。これがギターだったら明らかに「技術力の低下」という評価にも繋がるだろうけれども、少なくともジェイクなんたらの様な方向性ではない限り、重ねた年輪により加味された積年の超ディープな味がどっぷり乗っかってんのよねそこに。少なくとも50歳のヘタとは明らかに次元が違う。失敗が失敗にあらず、とでも言っておこうか。何があっても大丈夫。全てを包括して全てが一つに繋がってそれでも行き続けていくのじゃ。だってもうワシ101歳。不本意ながら、ヨレヨレのじいちゃんのヨレヨレの演奏を聴いて、カンドーしましたよ。あ、そうか、こういうのを上手いって言うんだ。
今日の格言。人生にミストーンはない。
主催の関口和之がどこかで(多分この人50歳くらい)「僕もあと50年弾けるんだと思うと嬉しくなっちゃう」的なニュアンスのことを書いていたけど、これってホントだよね。ミストーンを怖がらずに音を鳴らし続けていけばいいんだね!!!涙!!!
ところでサポートで入っているギターとWベースの日本人のミュージシャン、大変素晴らしかった。ヨレヨレを更に良く聴かせるのに一役かっていたのは間違いのないところ。ちなみに個人的好みでいくならばあれがソプラノだったら更に失禁度が増したはずというのも間違いのないところ。
長生きして下さい。
http://port.rittor-music.co.jp/ukulele/interview/billtapia1.php
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