正直、ここまで経っても、つまり帰国後一か月以上経っても、キューバ熱が冷めないとは思わなかった。いやむしろより愛が深まったと言ってもいいくらいだ。
だから「熱が冷めている頃」という前提ではあったけれど、旅行前にチケットを取っておいて本当に良かった。

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ@武蔵野市民文化会館。

連れ合いと共に中央線に揺られて行ってきた。三鷹遠いな~とか1km歩くんか~とか鼻づまりキツイわ~とかのたまう内に到着。
開演前の心持ちとしては、結構フツーの感覚。超絶に楽しみで期待度マックス!なんてことでは全然なく、鼻づまりとか帰りの電車とかそんなことを考えていた。
演奏としては基本(これは定義色々だろうけど)地味だろうし、演出といっても途中でオマーラ・ポルトゥオンドが出てきてオーイエーみたいな感じくらいしかないだろうしなぁ。まあ、フツーに感動するだろうなーなんて思っていた次第。

そしたらアンタ、ステージバックのスクリーンに映し出される映像。これがしっかりしてるのよ。ちゃんと編集加工されていて見事な演出効果出してるのよ。そして一人一人、今は亡きブエナビスタ達を偲ぶのですよ。愛を感じるのですよ、彼等の映像の前で所縁の曲を演奏する若きブエナビスタ達の。ああ素晴らしいじゃないですか。

・・・なんてちょびっとうるっとしたところでオマーラ登場ですよ。そんなしみったれた感傷なんて吹き飛ばせ!って勢いで歌い上げ、客席煽りまくりですよ。たまらんすよ。85歳らしいんだけど、会場内誰一人太刀打ちできないくらいのパワーですよ。
もちろん他のメンバーもいちいちかっこいい。いちいちシャレオツ。
始まってから終わるまで、けっこう、あっという間だった。

キューバ云々抜きにして、ひたすらかっこいいライヴでしたよ。
終わったらすぐ帰るつもりだったけど、ゴキゲンで呑まずにいられっか!って感じで三鷹駅前の居酒屋にGo。しっかり終電でしたわ。

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