仕事から帰ってきて、ちゃちゃちゃっと食事を済ませてからMOVIXさいたまへ。今日はテレンス・マリックの『ツリー・オブ・ライフ』(2010/米)。さすがテレンス・マリック、夕方にネット予約した時は完全貸切状態だった。まあ実際には10名くらい入ってたけど。
まず冒頭からカット割にびびる。うおー、作為的にこれが出来るって凄い。時間の経過が全てブツ切れ。一つの記憶の中の一つのシーンなのにブツ切れ。時間の流れが途切れて全て断片なのだ。でも断片の繋ぎだからこそ、時間が先に先に進むのだね、夢見てるみたいに。ってことを狙ったのかどうか知らないけれど、こりゃスゴイよ。
と思ったのも束の間、イメージ映像多すぎだろおい。ヨブ記(?だっけ)を理解している人には楽しめるのかしらん。でもそんなの露骨に出さんで、普通のシーンから感じさせてくれないものか?ここまで見せられたって、そっちに理解のない人間には何がなんだか分からん。恐竜のベチャっとか、こんなことにお金をかけないでくれと言いたくなる。
でもね、悶々とストレスが溜まって気持ちが悪くなってくる合間に現れる家族のシーンは、内容的に悶々とストレスが溜まって気持ちが悪くなってきて寒気がするくらい、イイ。とても、イイ。ちなみに父と息子、なんだけど、僕の立場からすると、兄と弟、も欲しかった。弟の精神状態をもっと。しかもあげくに名もなき感じで死んじゃうし。それ残念。
で、このクライマックス(的なイメージ映像!)とラストシーン。なんだよこれ。
おいおいおい、と思いながら数分後には、そうコレだよオレが観たかった映画は正にコレ、なんて感じちゃう、そしてまた落とされちゃう、そんなとっても不思議ちゃんな作品でした。好きではないけど、どこか惹かれる映画ではある。まあもう一回観ようとは全然これっぽっちも思ってないけどね。
ちなみに、ショーン・ペンがわざわざ出る必然性があったのかどうかは大いに疑問、というか疑問の余地を残さず必要なし。多分本人も出たがったんだろうけど、ちっとも意味なし。結果的に損したと思うわ。

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