オープニングに『ヒコーキ』なんて初めてなんじゃなかろうか?
今日はジロキチでのワンマン。たっぷりどっぷり、マモル&ザ・デイヴィスである。いつも通りにポル男の『Fine Line』と共に登場する4人。美しい予定調和の中で安心して観ていたのに、「心を込めて歌います」(!!!)と威勢のいいマモルの挨拶と共に井上堯之イントロが飛び出すもんだから、そりゃもう嬉しい悲鳴。
今日のデイヴィスはいつもにも増してとにかく軽快だ。気のせい?じゃないと思うんだけど。並びがいつもと違うせい?マモルの帽子が新しくなったせい?赤いポロシャツのせい?マサルの髪の毛がボサボサのせい?それとも、ジロキチのせい?暴力的な感じがしないのだ。そりゃ普段も勿論しないんだけど、下北沢のライヴハウスで感じられるキラキラ感がない。そのキラキラ感はとても格好良くって気持ちのいいものなんだけど、時に押し付けがましく感じる時もある。その圧迫感は、言うなれば暴力的な、そんな香り。単に照明の話かもしれないのだが(笑)。
そんなわけで今日のデイヴィスは、まったくしつこさがなく、サラリと淡白な味わいが心地良い。その薄味さ加減が最も良く活きたのが『恋は何色?』。これは本人達も認めるように「大変良く出来た」「失敗がなかった」いい演奏ぶりだった。しかし、実のところ、「失敗がなかったから良かった」のではなくって、「肩の力が抜けきっていたから失敗がなかった」のだし、だからこそ良かったのだろう。ともすればゴージャスな勢いだけでも聴かせられる曲なだけに、脱力系とも言える今日の演奏は脳味噌がとろける程の心地良さを醸し出してくれた。1部ではこの曲と『落ち着ける場所』、2部では『スキンシップ』(そもそも名曲。彼の人生を垣間見るような、そんな名曲)がそれぞれの部のクライマックスと言ってもいい。

(第一部)
ヒコーキもしくは青春時代 〜 あの娘が知ってる 〜 ノーテンキ 〜 オイラの部屋へおいでよ 〜 落ち着ける場所 〜 恋は何色? 〜 ささやかなパーティー 〜 二人で歩いた 〜 この胸のざわめきは何だ 〜 想像しよう 〜 恋をしようよ 〜 期待はずれ
(第二部)
プリティーでGo! 〜 Swinging R&R 〜 スタンダードにゃかなわない 〜 ヒットパレード 〜 炎のパブロッカー 〜 君は僕のどこが好きなの 〜 スキンシップは特効薬 〜 けだるい午後のポーカーフェイス 〜 スキだらけでいこう 〜 Walk Don’t Run 〜 ゆるい世の中 〜 君はブルースを信じるかい?
(EC)
天才きどり 〜 Want You な夜 〜 Maybellene 〜 オンボロ列車
(EC)
8月4日B級劇場

さて期待の新曲。(いちいちネタを明かす所が照れ屋かつ自信家な彼らしいが)「よしだたくろう(平仮名)&ベンチャーズ」な『この胸のざわめきは何だ』、『スタンダードにゃかなわない』、「メインストリートのならず者の曲みたい」な『けだるい午後のポーカーフェイス』の3曲。さすがにこなれていない部分が多く、何よりワタナベマモル自身のヴォーカルが抜けきれていないようだったが、どれも(『恋は何色?』がそうだったように)1ヵ月後が楽しみな楽曲だ。特に『この胸のざわめき』は、モロたくろうちゃん風ではあるが、美しいフレーズのオンパレード。キーが低いのかやはり吹っ切れないヴォーカルが気になったが、またしても泣かせの1曲の登場にワンフの一人として涙を流さないわけにはいかない。
しっかり働いてくれ。早く、アルバム出してくれ。10枚買うから!もちろん嘘です。
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今日はすぐ帰る、と言っていたわりには、ワタナベ氏は結構呑んで喋ってクダを巻き続けていた。「もうね、日本なんかダメだよ!」「今日はね、5対0だよ!」「えっ?まあ、1点は入るかもしれないね。お情けでね」「大体ね、サッカーは日本人には向いてないんだよ!野球とは違うんだよ!」
彼の見解はほぼ正しい、と思いながらも、間違えていてくれ、そう願いながら帰途に着いた。
結果は今更、書く必要もないので、書かない。
鶴原鶴子の報告書

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