夕方にテアトル新宿で映画。なかなか予定が合わなかったけど、急遽仕事が休みになったので喜び勇んで馳せ参じた次第。
そう、待ちに待った『0.5mm』!と思ったらおい、来週から公開の『百円の恋』の先行上映だと?意味がわからん。だったら何故時間をずらして2本連続で観れるくらいのことをしない?そもそも『0.5mm』、毎日17:20からの1回のみでしょ?クジゴジの生活しているヤツは観るなってか?ようやく空いた週末、来たら違う作品、しかもそれ来週から観れるヤツって、なになに?狙いが分からない!
とまあそんなわけで、どっちにしろ観るつもりだったからいいんだけど、気持ちは断然『0.5mm』だったもんでなんとなく釈然としないまま鑑賞。
いやー大変面白い作品でしたよ。安藤サクラは異常ですよ。絶句レベルで好きですよ。
しかしなんというか、制作陣の男性目線がキツく感じられてちょっと辛くなる時もあったなぁ。クズなオトコに翻弄されるバカオンナ、みたいなステレオタイプな絵がちらほら垣間見えて、いくらそこにいるのが安藤サクラであろうとも興ざめさせられる。相手役のオトコが魅力的に見えないんだよなー。内面が全然薄っぺら。全般的に、男性の描き方があっさりすぎるような気がする。どこにも葛藤が見られない。まあこっちの感受性の問題かもだけど泣。
クライマックスの妹(姉かと思ってた)の感動的な台詞も、これ全然好きになれない。聞いた瞬間冷めた。ラストのオトコとのやりとり、そして彼の台詞。これも「あらら」って感じ。
勝つ負けるは現実的に世の中にあることで、これを否定したってしょうがない。だからといってそこに乗せられたくもない。自然にあるものはあるものとして捉え、その中でガツガツ肯定もガツガツ否定もしないで生きていってほしいもの、せめて映画の中では。だから自然と口をついて出た言葉が、勝っただの負けただのでは、あまりに悲しい。というかさもしい。そこを描きたかったってことなんだろうけどね。
あんまり「好き」とは言えない作品。でも安藤サクラはスゴイ。だからオススメ。
『百円の恋』(武正晴/2014・日本)