仕事帰りに中野へ。

中野武蔵野ホールが終わりなんですって、という知らせを友人から受け、その最終上映に駆けつけたわけである。とかいっても僕はここには10年以上前に1回来ただけの付き合いでしかなかったわけだが。しかも何の映画を見たのかも思い出せない。

今日の作品は『追悼のざわめき』。タイトルだけは知人に聞いていたのだが、内容に関しては何も分からない。グログロのインディーズ映画という予備知識しかなかった。

面白いよこの映画は。
モノクロ作品で、かつ僕が眼鏡を忘れてしまったこともあってか、あまりグロさは感じなかった。若しくは年を取って感性が鈍ってきたか...。
あまりに非現実的な描写はむしろ徹底したリアリズムを感じさせてくれて非常に心地よい。もう15分ほどでも削ってくれたらテンポも心地よかったかもしれない。無論これはハリウッド映画で育まれてきた人間ならではの感覚なのだが。
この心地よさ、なんと表現すればいいのだろう。すっきりしたというべきか。案外(語弊があるけど)ポジティヴ感に満たされて映画館を後にしてきた。
ヴィデオ化の予定はないようだけれど、正直ヴィデオじゃ観たくないな。部屋で一人で観たら落ち込みそう。映画館でみんなで観ている分には、なんだか平和な気持ちになれる。

誰にでも薦められる作品ではないのは確か。どこかの良心的な名画座が潰れる時に観るならオススメします。

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