入院四日目。
f:id:Tot:20140202081742j:image:w360:leftf:id:Tot:20140202122852j:image:w360:leftf:id:Tot:20140202181248j:image:w360:leftまだまだ「良くなってきた」などという実感は持てる筈もなく、朝から一定の不快感を保ちながら過ごす。
風呂もガーゼが取れるまでは禁止なので、髪もそろそろ不快。蒸しタオルで拭いてみたりもするけれど、やっぱりそんなものですっきりするはずもない。とはいってもやっぱり、上昇し続ける不快指数など物ともしない、絶対的な安定度を誇る諦め指数の前に、全ての事象を不問に付す他なかった。
相変わらずいっぱい口に含むことが出来ない為、チョボチョボショボショボと朝食を済ませ、鼻のガーゼを変え、オットセイストレッチを行い、本も音楽もその気になれず、院内散歩も億劫で、仕方なしにベッド上で正座をして何となく時が過ぎるのを待つ。
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Yノミちゃんが来てくれた。ぷらっとやって来て、ペラペラっと喋って、さらっと帰って行った。僕は彼女のこういうところが大好き。彼女の表現してくれる愛って、重くない。かといって「軽い」わけでもなくって、とっても「自然」。これは小心ズの芸風にもとてもよく表れていて、どのネタを観ていても感じるのが、積極的なアピールはしているのだけれど、小心ズ(が扮している登場人物たち)は決して客に定型の理解を求めない。決まった形の共通認識が作られるその直前で、いつも彼女はアピールも説明も止めてしまう。くどくどしていないし、補足もしない。その潔さがいつも気持ち良くもあり、そして時には物足りなくもある。だから毎回気が抜けない。
そんな小心ズワールドを、ここ信濃町の病院の一室で、しかも寝巻姿で独占状態で楽しめるとは、なんと贅沢なことだろう。
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昼食で落ち込む。
いつものようにトレイが運ばれてきたので、箸を取り出し・・・あらら?箸入れが空っぽになっていた。
朝食時、食べ終わったトレイと一緒に箸もワゴンに戻してしまったらしい。
会社で何年も仕出弁当を食べているけど、その時にマイ箸を一緒に返却することなんか絶対にあり得ない。自宅でコンビニ弁当を食べて、箸を一緒に捨ててしまうなんて想像も付かない。
でもたったの四日間で、三度の食事でさえもルーティーンワークと化し、何ら自発的な行動でなくなってしまっている。ベッドで待ってたらご飯が出てきて、食べ終わったらワゴンに戻してあとは寝てる。そしたらご飯が出てきて・・・。こんなにもあっさりと、僕は自らの社会的生存能力を放棄してしまった。それを保ち続ける必要もないし、それを保ち続ける意識が、ここでの生活をちょっとばかし面倒にさせてくれるからだ。任せっぱなしにして、言われるままに行動するだけの方が、ラクチンなんだよね、みたいな。
そんなことを考えているはずもなく、何ら強い意識も勿論持っていなかったけれど、そこに微塵も注意を払うことなくそういう行動を取ってしまったということに、自らの中にボケの初期症状を垣間見てしまったような気がして怖い。
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落ち込んでいたらKちゃんが来てくれた。
さっそく涙ながらの痴呆カミングアウトをし、余生の過ごし方について教えを乞うたところ、「箸買えばいーじゃん」と明快な答えが返ってきた。
んなわけでリハビリも兼ねて外のコンビニに脱走し、割り箸(毎回捨ててヨシ!)と紙コップ(お茶飲める!)とストロー(水飲みやすい!)を買いに行った。そうかこうすればよかったのか。人生の盲点だったわ。
そのあとYとNも来てくれたので、さっそく面白おかしく箸ネタを披露してみたのだが、話が長すぎたか余りウケは良くなかった。
でももういい。あまり深く考えないことにする。
写真。左から朝、昼、晩。どうでもいいことだけど、朝はマイ箸、昼は(撮ってから気付いて貰いに行った)スプーン、夜は割り箸で食べている。更にどうでもいいけど夜は紙コップにお茶を貰っている。
9:13/体重58.8kg/血圧134-68-64
tags : 鼻づまり 鼻中隔湾曲症

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