
テリー・アダムスが新譜を出した。これがちょっと大変なことになっている。最近、もうこればっか聴いている。
タイコはトム・アルドリーノで、ギター、ベースにスコット・リゴンだかライゴンだかいう見た目結構若そうな人と3人で作ったらしいアルバム、これが1曲目のイントロから、あれっ?と思わせてくれる、予想を最高に嬉しい形で裏切ってくれる名盤なのだ。でもふと冷静になるととても悲しくもある、そんな困ったアルバムなのだ。
ここに、2009年のNRBQがある。そう、出来ちゃった2人プラス1人で。そりゃスパンピネイト兄弟の不在は感じるけれども、でもそれってアル・アンダーソン脱退後の喪失感よりも、実は少ない。まあ僕はもともとテリーびいきなのでこんな発言が出来るのかもしれないけれど。あのポキンポキンっていうベースは確かに欲しいけれども、実はギターは微妙にアル・アンダーソンに近づいたような気もして気持ちよかったりもする。
う〜ん、困った困った。NRBQが存在し続ける必然性がまったく感じられないじゃないか。この男のソロで大満足しちゃってるじゃないか。昨今(というか末期)のNRBQアルバムがイマイチな感じで、でもそれでも成り立ってたのは、逆説的に言うならばテリー・アダムスの別プロジェクトがまったく別方向を向いていて較べることが出来なかったから。だからQはQでしかなくって、代替不可能であって、内実がどうであってもひたすら目をハートにしてファンは待つ、というスタンスを守り続けてこれたのだ。
でもこれ、Qの新譜でしょ?しかも近年稀にみる、いいNRBQでしょ?う〜ん、困った。このアルバム、良すぎるよ。
ライヴにおいては、絶対にテリジョイマジックってあると思う。ギターが誰であろうが、鍵盤とベースのあの二人が作り上げるマジックは絶対に、あると思う。そう思いたい。でもまあ、この際言っちゃうけど、レコーディングに関しては、この3人でいいんじゃないのかな。だってこのアルバム、あまりに良すぎるもん。
そうだ一つだけ気に入らないことがあった。紙ジャケって何の必然性も感じられないから今すぐ法律で禁止してくれ。
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ところでNRBQって、まだあるんですか?