せっかく地図を書いてきた(プリンターは持っていない)のに、まんまとそれを忘れてしまって、散々迷ってようやく到着した荻窪のビストロ・サンジャック。30分以上歩いて(しかも同じ道を行ったり来たり)いたのでかなりヘトヘト状態である。店に入るとすぐギターアンプハイハット。キャパとしては20人弱だろうか。やだなキツくて、と思ったのだが素敵なことにカウンター席が空いていた。良かったよ。ビールを頂いてだいぶ落ち着いてきた。さて、美味しいお酒と美味しいお食事をギターパンダ付で。
しかしのんびり食いながら呑みながら楽しませていただこうと思ったのに、肝心のパンダが全然出て来ない。これ以上(現在3杯)は台所事情から考えてもまだ呑みたくないなぁどうしようかなぁと考えあぐねていると、予定時間を大幅に回った頃にようやく、フクイコウダイに付き添われヨタヨタと店に入って来たギターパンダ。見るからに大変そうだ。これじゃあ遅れるのもしょうがないか。
しかしいつ観ても乙女客が多い。黄色い声援の中、夢見る乙女の夢をぶち壊してしまった強面のおじさんが浴びるのは、やはり黄色い声援しかもウォール・オヴ・サウンド。大概、女性客の付かないミュージシャンは不遇の運命を辿ることになるが、やはりこのおじさん、規模は小さいながらも厳しい芸能界で生き長らえてくるだけのものは持っているのだ。デジカメやケータイでパシャパシャとフラッシュが焚かれ、あちらこちらで笑顔がこぼれる。はっきり言おう。妙な光景である。その場に居合わせた僕はやっぱり閉口してしまう、かというと実はそうではなくって、ビールの泡が抜け切ってしまうまで放置してしまうほど楽しんでしまっているのだから始末におえない。ただ単に、こんなに平和でいいのだろうか、などと余計な心配をしてしまうだけだ。
美味しいお酒と美味しいお食事をギターパンダ付で楽しめる荻窪の宴。愛と平和に満ち溢れ過ぎているのだよ。いいのかこんなことで。いいんだよなぁこれが。

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