『マイケル・コリンズ』

Wikipedia(よくこんな性善説に沿ったサイトが成り立つものだなとプチ感心)によると、アイルランドの国旗は公式に制定されたのは1922年らしい。マイケル・コリンズが英国と交わした条約のもと成り立ったアイルランド自由国の国旗としてだ。そうなると、それに反対して立ち上がったイーモン・デヴァレラは、必死に演説している時にその旗がヒャーヒャーと振られているのは腹が立たなかったのかしらん。
マイケル・コリンズ
これも日本語字幕で初めて観ることになるので、ぐっと理解が深まる。でもアイルランドの歴史をある程度頭に入れてから観ないと面白さも半減するだろうなぁと思う。郵便局や刑務所や裁判所や、実際に見に行った後に観たので、あの時は相当盛り上がって観ていた気がする。今になって落ち着いて観てみると、上記のようなどうでもいい感想がでてしまうのだ。
とても面白いのは間違いないのだが、あまりジュリア・ロバーツとのロマンスはいらないので、もっとあの時のアイルランドを掘り下げてもらいたかった。シン・フェイン党の始まりが正にそこだったわけで、デヴァレラとの政治的対立が今のアイルランド共和国にも暗い影を落としているのだ。今に繋がる問題だからこそ描きにくいんだろうけど。130分を超える長尺ものであるにもかかわらず、印象としてはとてもジェットコースタームーヴィーである。マイケル・コリンズの10年に満たない活動は、あまりに盛り沢山過ぎていちいち突っ込んでいられないのだ。だからこそ、だからこそ、ジュリアはいらない。可哀相だけどね。

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