仕事中にあれこれ考えていたのだが。
昨日行った上野のドゥービーズ。以前はノーチャージだったのが、昨日は最初の一杯の注文時に¥500取られてしまった。バンド側の告知でも当初は「ただ」とのふれ込みだったのが、数日前に「¥500という噂も」という変更がかかっていたので最近変わったのだろう。別に¥500くらいどうでもいいといえばどうでもいいのかもしれないが、なんとも残念な話だ。アメ横に面したガラス張りの店内は、当然外からバンド演奏が丸見え、音も洩れまくりである。それに惹かれてフラフラと入ってくる客もいるようだ。つまりこれって、「パブ」と同じである。「音楽をテキトーに楽しみながら、テキトーに呑んでちょうだい」という、最も健全な音楽とアルコールの関係である。どちらも主にならずどちらもオマケではなく、また逆にどちらを主にするのも客の自由だ。イギリスでもアイルランドでも、はたまたイタリアでもフランスでも、僕が最も感動した音楽との対面は、こんな環境下で実現した。それをアメ横で味わえる贅沢を、心から幸せに思っていた矢先の、なんとも残念な話だ。生活密着型呑み屋という文化が根付いていない国での経営の難しさがあったのだろうか。そもそもどのような歴史の中、どのような志でこの店が始まったのかは僕には分からないが、名前からしてそれなりの意気込みはあったのだろう。繰り返しになるけど、重ね重ね、なんとも残念な話だ。