クリスの親父さんというのはバイロンのことであって、会社の共同経営者の1人である。バイロンとクリスとデイヴィッドの3人が会社のトップということになる。バイロンは営業、クリスは工場、デイヴィッドは良く分からない。それはまあさておき。
朝起きて、10時すぎにはトーキィーに着いた。「まずは向こうで朝飯を食おう」と早目の出発になったのだ。足元がおぼつかないバイロンとアン夫妻があたたかく迎えてくれる。さっそくアンの暖かい朝食が。これがオフクロの味というやつなのね。でも実は正直いってクリスのつくってくれたものもホテルで食うものも、僕には全然区別がつかない。元々舌に神経が通ってないことで有名だったことにくわえて、イギリス的味覚に閉口していることも関係しているのだけど。
ここでクリスの態度が急変。いつも気遣いの人で、せかせか動き回っていた彼、もう途端に何もしない。ソファーにふんぞり返っている。全部おかあちゃんまかせ。「ん?いや。別に。どうでもいいよ。」会話もこんな感じ。なんだかいいなぁ。こういう光景。
バイロンとアンは大変気を使ってくれて、心苦しい。「飲むか?飲むか?」どんどん進めてくれる。あの濃い味付けの朝食とアイスクリームとビールとワインとチョコレート。西洋人って凄い。というか西洋人の痩せてる人って凄い。昼過ぎにはまたしても危険な状態に陥った僕は「いやぁもう腹いっぱい。グデングデン。」と断り通した。今度はバイロンもしかめっ面。なんやねん、おまえら。
そのあとどうなるのかというと、5時間くらいリビングでみんなでTVを観る。たまに飲む。食う。僕はソファーで寝る。アンは食事に支度をしている模様。その間、バイロンとクリスはTVを観ながら飲む。食事が出来る。アンが説明してくれる。「トット、これが七面鳥、これがビーフ、これはチキン、こっちはポーク。遠慮しないでどんどん食べてね。」バイロンバイロンで、「トット、これはとっても軽いワインでな。」嘘つけ。クリスの飲んでるやつより強いじゃん。
でこのあとどうなるのかというと、3時間くらいリビングでみんなでTVを観る。たまに飲む。食う。
これが、これこそが、メリー・クリスマス。

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