The Arlenes – Springboard @ The Musician in Leicester, England

Big Steve – guitar, vocal / Stephanie Arlene – vocal
Al Christie – guitar / Pat McGarvey – bass / Paul Witts – drums

The Positively Testcard – Khala Mfazi @ National Thetre in London

Dave Woodhead – tin whistle / Simon ? – guitar / Chris Morgan – double bass / Mario Guarnieri – drums
ADV DOOR free / START ?

DCR-TRV900

Ben Waters Band @ 100 Club in London, England

Ben Waters – piano / Pete Thomas – Saxophone / Chris Lonergan – bass / Sam Kelly – drums

ベン・ウォーターズ、初めて観たのは2000年の100 Clubでした。
コール・ポーターズ目当てのイギリス旅行の際、出発前に音楽友達に「チャンスがあったら是非観てみて!」と勧められた。
もちろんその時は話半分だったんだけど、ロンドンに着いて、駅の本屋でTimeOut誌を立ち読みしたらちょうど空き日にライヴをやってた!こりゃ運命かと。
喜び勇んで何の予備知識もないまま会場に向かい、入り口で腕組みしてるセキュリティー(というより用心棒だね。必ず大男。そして何故か必ずスキンヘッド)に「今日、撮影していいすか?」と声かける。
「ヴィデオ?何のために??」
そう。この頃はまだインターネットをやっていない人も多かったし、動画配信なんて重くて重くて上げる方も観る方も大変な時代。YouTubeももちろん存在していない。
「ん~っと、僕はベン・ウォーターズを観に日本からやって来たんだ。日本のファン・クラブの為に撮影を、ね。」
なんて大嘘をついた。内心はおっかなびっくりだった。
タコ入道、しばらく考えてから、「ちょっと待ってろ。」と言い残して姿を消した。
5分ほど経ってから、笑顔で戻ってきて言うことには。「ベンがOKだと。」やったーっ。言ってみるもんだ。「ただし一つだけ条件がある。ステージの上に上がっちゃダメだ!」
あったりまえだろー。っていうかそういう時代だったんだと思う。それくらい動画撮影というのは大きな話だった時代だった。

演奏が始まってまず驚いたこと。ベン・ウォーターズは鍵盤の人だった笑。そして、ブギウギ・ピアノの人だった。さらに、すごい腕前だった!
終演後のCD即売サイン会の時に初めて会話を交わし、それ以来細々と付き合いを保ってくれている。ありがたや。

帰国後、さっそく友達に報告。
「ありがとう!ベン・ウォーターズ最高だったよ!ヴィデオも撮らせてもらっちゃった!」

「誰?」

「いやベン・ウォーターズだよ。オススメの!」

「違うよ。○△※+$#だよ!」

全っ然、別の名前でした。Benですらなかった。勘違いじゃすまないくらい別人。

我ながら、素敵なエピソードだと思う。

二日目はレスターに飛び、「ミュージシャン」というパブへ。このお店はその後何度かお世話になることになります。

Western Electric – 10-4 @ The Musician in Leicester, England

Pat McGarvey – bass, vocal / Sid Griffin – guitar / Neil Robert Herd – pedal steel, vocal / Dave Morgan -drums

Western Electric – Love You Down

Sid Griffin – mandolin, vocal / Pat McGarvey – bass, vocal / Neil robert Herd – guitar, vocal / Dave Morgan – drums

Western Electric – Looking For Lewis & Clark

アンコールはロング・ライダーズのかの曲でした。パット以外は演ったことなさそうで困ったご様子です。