Billy Braggはスゴかった。やっぱりヤヴァかった。
とにかく、熱い人だった。
おおよそ1時間50分のショウで、合計40分くらいは喋っていたような気がする。実際アンコール込みで17曲しか演っていない。
もちろんMCの内容は僕の力量では一言一句理解できやしない。
しかし、それでも、一生懸命ひたすら語り続けるその姿が、かっこよくてかっこよくてしょうがなかった。

Billy Bragg – She’s Got A New Spell ~ Upfield

Billy Bragg – Accidents Waiting To Happen ~ There Is Power In A Union

今回のツアーは、各地で3日間の公演があり、初日が昨今の、二日目が最初の3枚(83年~86年)、三日目がその次の3枚(88年~96年)からの選曲でセットリストを組む、という企画もの。
今日はマンチェスターの最終日、つまり3日目に当たる。この日を選んだのは、日程的に、かつ気付いた時にこの日しかチケットが残っていなかったという消極的な理由からではあるのだが、でも一日だけ好きな日を選べと言われたら、やっぱりこの日を選んだだろう。だって一番油が乗ってる時だもんね。
僕は音作りの相性としては、Grant Showbizが一番Billy Braggと合っているんじゃないかと思っていて、特に二人の2作目に当たる『William Bloke』は極め付けの傑作だと思っている。だからもう、その時代の曲を弾き語ってくれちゃうなんて、この上ない贅沢と言っても全然言い過ぎじゃない。

と思ったら、名曲揃いではあるけれど音がイマイチ好きになれなかった『Workers Playtime』からの曲が断トツに多かったです笑。アルバム全11曲中8曲もやってる。『Don’t Try』は全16曲中4曲、『William Bloke』は11曲中3曲ということを考えると、相当気に入ってたんですね。へへへ。

ちなみに使用ギターは3本。
Gibson J-45、Jim Dyson Tone Deluxe(テレキャスっぽいシルエット)、そしておなじみのBurns Steer。これもBurns Steerを期待してたのに1曲でしか使わなかった笑。

Set List :
from the album : “Workers Playtime” 1988 (WP), “Don’t Try This At Home” 1991 (DT), “William Bloke” 1996 (WB) + “Bloke on Bloke” 1997 (BB)

01.Sexuality (DT) J-45
02. Pay The Price (WP) tele
03. Everywhere (DT) J-45
04. Thatcherites (BB) J-45
05. She’s Got A New Spell (WP)
06. The Short Answer (WP) tele
07. The Only One (WP) Burns
08. Must I Paint You A Picture? (WP) tele
09. Upfield (WB) J-45
10. The Space Race Is Over (WB) J-45
11. Brickbat (WB) tele
12. Little Time Bomb (WP) tele
13. Accident Waiting to Happen (DT) tele
14. Waiting For The Great Leap Forwards (WP)
(encore)
15. Tender Comrade (WP) a cappella
16. Tank Park Salute (DT) tele
17. There Is Power In A Union (Talking With The Taxman About Poetry 1986) tele