私は人と会話をするのはあまり得意ではありません。つい調子に乗って暴言（その時点では全然そう思っていない）を吐いて、相手を大きく傷つけたり憤慨させたりして、何十人もの間で信頼関係を壊してきた前科があります（実話）。黙ってカメラを回しているだけの方が実害は少ないようです。
でもたまに、大きなリスクを犯してでも、この人とじっくり二人で話をしてみたい、と思ってしまう時があります。勿論もう大人ですから、そんな危険を犯さないよう、細心の注意を払ってはいますが、しかしながらたまたまアルコールを多量に摂取している時にそんな欲にかられると、つい判断力が鈍ってしまい、自分でも気付かないうちに約束を取り付けてしまうのです。
色々考えて、相手に不快な思いをさせずに済むかも知れない方法を思い付きました。
記録をとる。そしてその一部始終を白日の下にさらす。そうすれば少しは私にも自制心というものが働き、相手が気持ち良く色々と楽しい話を聞かせてくれる状況を作り出せるのではないか。それだっ！
たかだか呑みに行こうというだけなのに、ここまで熟考しているわけです。そんな記録が、これです。

でも一回やってみたら文字に起こすのがとにかく大変でねぇ。まあ滅多に出来る話じゃないわ、と思ってやっぱり軽い気持ちで呑みに行くようになって、その結果ほら見たことか、今日もまた一人、私の元を去っていくのでした。

そんなこんなでもう4年もやってなかった。じゃあいったい何人去って行ったんだ？！